もともと仮題で「経営者のための知財戦略 第4次産業革命と日本企業の知的資産戦略」となっていた元ホンダ知財部長・久慈さん(現日本知的財産協会専務理事)の本ですが、「経営戦略としての知財」というタイトルに決定したようです。
タイトルや内容紹介を見ると、知財は経営戦略の中の1つのツールであり、そのツールを経営層の方にこそ認識してほしいとの意図が明確だと感じます。
「IPランドスケープ経営戦略」よりもむしろ前提となる知財重視(できれば情報重視・データ重視)のカルチャー・風土形成にむけて、経営層の方々や事業部門の方々に読んでいただけると嬉しいですね。
あと、久慈さんの本では知財っぽくないタイトルですが「喧嘩の作法」もお勧めです。
経営戦略としての知財
1,728円
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Amazon内容紹介
社内の知的財産、知的資産をどう生かすか、高めるか?
経営者層こそが知っておくべき知財の現状と対策。
知財は国や企業の競争力の要になるが、日本企業が今後グローバル産業競争を優位に戦い続けるには、経営者層が知財を理解し、事業部門を含め、全社で積極的に知財を使いこなせるか否かにかかっている。
知財機能をツールとして使うために知っておくべきこと、できることを網羅した、第4次産業革命への対応策。