外注先の管理|ベンダー・マネジメントの極意 | e-Patent Blog | 知財情報コンサルタント・野崎篤志のブログ

e-Patent Blog | 知財情報コンサルタント・野崎篤志のブログ

株式会社イーパテント|e-Patentは"知財情報を組織の力に"をモットーに、知財情報をベースとした分析・コンサルティングおよび人材育成・研修サービスを提供するブティックファームです

直近の分析プロジェクトに関する書籍を購入するついでに以下の「ベンダー・マネジメントの極意」という書籍も購入しました。

 

 

内容はシステム開発、SIer向けで、ユーザー企業のシステム開発のプロジェクトマネジメントというよりは、ベンダーの中でもサブベンダーを利用するプライムベンダー向けとなっています。

 

まだざっとしか読んでいませんが、特許情報調査・分析、特に分析プロジェクトにおける外注先の管理・ベンダーマネジメントにも非常に通じる内容だと思いました。

 

私は2002年に日本技術貿易に入社以来、ずっと主に事業会社の知財部門や研究開発部門のクライアントから調査や分析プロジェクトを受託する業務形態で来ましたが、クライアント企業と仕様を詰める点や、自ら読み込み作業を行わない場合(以前は英語や非日本語・英語案件の場合は海外の特許調査会社に外注する場合)は、この本で言うところのサブベンダーに依頼する際のRFP(Request For proposal、依頼書)、またプロジェクト中の進捗管理などなど、対象がシステム開発だろうが、調査・分析プロジェクトだろうが、本質的な部分は同じだなぁと感じた次第です。

 

以前にもIT業界における仕様の固め方(RFPの書き方など)なども参考にしたことがありましたが、このベンダー・マネジメントの本からも、非常にいろいろと学べそうな気がしています。

 

先日、技術情報協会から12月末に出版する「R&D部門の“働き方改革”とその進め方」の一部を部分執筆させていただきましたが、業務効率化をするためには、AIやRPAなどを活用するだけではなく、外部ベンダーを有効に活用する必要があります。

 

需要があるかわかりませんが、こちらの書籍を通読してひと段落ついたら、ブログなどで特許情報分析プロジェクトにおけるベンダーマネジメントについて自分の考え方をまとめたいと思います。