今日から2日間(12/1-12/2)、大阪工業大学で日本知財学会・第16回年次学術研究発表会が開催されます。
私は今日の一般発表と座長1セッション、明日の企画セッション「特許情報検索分析・IPランドスケープ」のパネラーを担当させていただきます。
一般発表では「プロダクトライフサイクル成熟期・衰退期における知財ミックスの定量的検証(II)」と題して、昨年に引き続き知財ミックスについての定量的検証について発表します。
前報では家電等を中心としたコモディティ製品(アイロン、コタツ、ランドセル、扇風機、洗濯機、掃除機、冷蔵庫)について日本特許・意匠データを中心にプロダクトライフサイクルにおける成熟期・衰退期における知財ミックスについて定量分析を行った。本報では前報と分析対象製品を洗濯機、掃除機、冷蔵庫に限定した上で日本企業だけではなく海外企業の海外特許・意匠データを収集し、知財ミックスに関する定量化を行うと同時に、財務データ・マーケットシェアとの関係も含めて知財ミックスが経営やマーケットへ与える影響・効果について考察を加える。
昨年は日本特許・実案および意匠を対象に分析しましたが、今年は米国・中国との比較を行い、日本企業は知財ミックス戦略で遅れているのかについて確認しました。まだまだ詳細分析が足りないのですが、毎年独自研究テーマを設定して、このような場で発表することも重要だと考えています。
午後には、ノーベル賞受賞者である島津製作所の田中耕一さんの基調講演があるので、そちらも楽しみです。