IPジャーナル3号:特集「IPランドスケープ」 | e-Patent Blog | 知財情報コンサルタント・野崎篤志のブログ

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巻頭言

  • 新しい時代のイノベーションと知的財産
  • 住田 孝之内閣府知的財産戦略推進事務局長

特集「IPランドスケープ」

  • 知財戦略とIPランドスケープ
  • 小林 誠デロイト トーマツ ファイナンシャルアドバイザリー合同会社 シニアヴァイスプレジデント
    • 知財業界の中で、IPランドスケープという言葉に注目が集まっている。しかしながら、その内容については十分に理解されておらず、実務において活用できている企業は少ない。本稿では、IPランドスケープの実体について解説するとともに、海外企業の事例も踏まえながら、知財戦略におけるIPランドスケープの具体的な活用方法について紹介する。
 
  • IPランドスケープの概要と適用事例の紹介
  • 石井 琢哉正林国際特許商標事務所 顧問
    • 「IPランドスケープ」という知財分析手法が、経営戦略や事業戦略の立案に貢献する分析手法として注目されている。これまで正林国際特許商標事務所では、企業や投資機関等から依頼を受けてIPランドスケープを用いたコンサルティングを実施してきた。本稿では、IPランドスケープの概要を説明し、仮想事例を対象にしてその一部を紹介する。

 

  • ナブテスコの知財経営戦略におけるIPランドスケープの実践
  • 菊地 修ナブテスコ株式会社 技術本部 知的財産部長
    • 企業が利益ある成長と事業競争力の向上を永続的に実現するためには、市場の動向や顧客のニーズを把握・分析し、これに基づき自社のコア価値の重要度や競争優位性を検証し、その獲得・強化を継続的に実行し続けることが事業経営の鍵となる。当社では、「IPランドスケープ」を活用し、グローバル市場の把握と分析を行い、自社のコア価値の獲得・強化に向けた知財経営戦略を策定・実行している。本稿では、2017年7月17日付け日本経済新聞で紹介されたM&Aでの活用例を含め、いかにIPランドスケープを実行し、その結果を企業経営や事業運営で活用するように知財経営戦略を展開しているかを紹介する。