豪華なキャストが密室で繰り広げるコメディー劇。
監督はロマン・ポランスキー。意外。コメディ映画も撮るのね。
邦題はほのぼのとしていますが、原題は『Carnage』。殺伐としている・・・
この映画でいい味出しているのが、クリストフ・ヴァルツ演じる弁護士のアランです。
終始クールな話し方と、小道具の携帯電話が随所で笑いを誘います。
終盤、アランが動転する場面があるのですが、今までクールだった分ギャップがです
アランの妻ナンシー役であるケイト・ウィンスレットの vomit ぶりも見事(笑)
ここから物語が大きく転換していきます。
当初、こどものけんかで夫婦同士で対立していたのが、
結婚生活や価値観の違いが露呈していき、3対1や
男性 vs 女性での対立となったりして、それぞれの立場がコロコロ変わるのが面白い。
最後のエンドロールでは、大人同士の喧嘩に対する皮肉っぷりがイィっ。
上映前のCMでタイタニック3Dの宣伝をしていたけど、
ケイト・ウィンスレットも年をとったな~と痛感。