猫の後ろ姿 2276 幸徳秋水の甥 幸徳幸衛 の絵のこと | 「猫の後ろ姿」

猫の後ろ姿 2276 幸徳秋水の甥 幸徳幸衛 の絵のこと

幸徳幸衛 風景 1927

神奈川県立近代美術館蔵

 

 

幸徳幸衛と幸徳秋水

 

 塩谷さん、こんばんは。
 先日、葉山の神奈川近美で、幸徳幸衛の「風景」を再見しました。
これを最初に見たのは2020年10月、かねて関心のあつた「幸徳幸衛」の作品が葉山にあると知り、見せてもらいました。そのとき、この作品が葉山に入った経緯を尋ねましたら、塩谷さんがこれを持ってきたのだと教えてもらいました。

 幸徳幸衛みたいな特異な画家の作品を見つけるべき人が見つけて、それを持つべき人の所に届けたということだと僕は理解しました。1点の作品が持っている不思議な、そして同時に必然的な命運などというものを僕は感じておりました。

 今年の5月に高知県美で幸徳幸衛の作品を拝見し、秋水と幸衛の墓に花を捧げ、そして二人の生地・中村市(現四万十市)を歩いて来ようと計画しております。

 このあたりのことは、今度お会いした時にお話ししたいと思います。
 どうぞお元気で。