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今日はもう19日。ああ、あの声が聴きたいな、とふと思った。映画「パリ、テキサス」の中で、主人公の一人を演じるハリー・ディーン・スタントンがメキシコの古い歌「カンシオン・ミクステカ」を歌っている。 ライ・クーダーのギター一本で歌うハリーの声がなぜかまざまざと思い出されて、すがるようにCDでその声を聴いた。 登場人物たちのそれぞれの孤独がこの映画の黒々とした空間に沁み込んでいる。ハリーの抑えた声が、彼らの心情を慈しむように流れていく。