ドラゴンボール考察シリーズ第3弾です。

 第1弾:セルジュニア戦の考察
 第2弾:悟空を生き返らせる方法
 も併せてお読みください。

 今回は,悟空はセルに勝てたのか?というテーマで考察してみました。
 第1弾・第2弾に続いてセル編の考察です。
 なお,このシーンはコミック34巻に登場します。

 

 


① 一度は降参した悟空

 セルゲームにおいて,初手から悟空がセルと対戦します。
 一見互角に戦っているように見えましたが,悟空が全力だったのに対して,セルは余力を残していました。また,傍らで見ていた悟飯は,セルが本気で戦っていなかったことを見抜いていました。
 さらに,悟飯が超サイヤ人2に覚醒し,なかなかセルにとどめを刺さないときも,悟空は「とどめを刺せるのは悟飯しかいない」という趣旨の発言をしています。

 このことから,悟空とセルは互角ではなく,一定の戦力差があったと考えられます。
 戦いながらそれを見越した悟空は,自分から降参し,悟飯に後を託したのです。


② トランクスの発言

 悟空が降参する直前,だいぶ体力を浪費したセルを見たトランクスは,「悟空に仙豆を食べさせて,全員でかかればセルを倒せる」と発言しています。
 このことの真偽については,ファンの間でしばしば考察されています。

 では,本当に悟空が仙豆を食べればセルに勝てたのでしょうか。
 この考察には,2つの点がポイントになります。

 まず1つは,トランクスの発言を受けてのベジータのコメントです。ベジータは根っからの戦闘民族でプライドが高いので,トランクスが提案したことに対して強く反対します。しかし,トランクスが倒せると言った内容そのものについては否定していないのです。もし仙豆を食べても倒せないのであれば,「無理だ」とはっきり言うはずです。
 もう1つは,悟空が瀕死状態に陥っていない点です。サイヤ人は,瀕死状態から復活すれば大幅に戦闘力がアップするという設定があります。瀕死というのは,悟空の言葉を借りれば「鼻くそをほじる力も残っちゃいない」状態のことであり,完全に戦闘不能に陥っていることが条件です。しかし,降参時の悟空は戦闘不能というわけではなく,やろうと思えばまだ戦えたはずです。直後のセルジュニア戦でも,最終的には倒されましたが,まったく戦えていないわけではありませんでした。つまり,降参直前の悟空が仙豆を食べても,体力が回復するだけでパワーアップはできないということです。

 上記2点をふまえて,それでもトランクスが「セルを倒せる」と発言したわけですから,本当に勝算があったと考えるのが自然です。


③ 実際にどうやって勝つのか?

 トランクスの発言には「全員でかかれば」という言葉も入っています。
 裏を返せば,体力を回復した悟空だけでは勝てないということになります。
 この段階で,セルに瞬殺されずに少しは戦えるのは,ベジータ・トランクス・ピッコロそして悟飯くらいです。場合によっては,クリリンの奇襲や天津飯の気功砲も役立つかもしれません。16号は,地球人組よりは戦えると思いますが,トランクスはそもそも16号の修理に反対していた立場なので,あてにしていたとは思えません。
 では,これらのメンバーでセルと対峙して勝てるのかと言われると,正直,勝てる気がしません。
 ドラゴンボールの世界では,戦闘力に一定以上の差があると,数の差がなかったことにされる傾向にあります。戦闘力10000の敵に対して,戦闘力1000の戦士が10人集まっても,拮抗はできないということです。
 トランクスの提案どおりに戦っていたとしても,悟空が多少戦える程度で,覚醒前の悟飯やその他の戦士では相手にならないと考えられます。セルが本気を出せば,悟空にしても劣勢を強いられるでしょう。
 セルの体力を削って,悟空が仙豆を食べて,ということを何度も繰り返せば,いつかは倒せるのかもしれませんが,そうなる前にセルも手を打ってきそうですね。


④ ではトランクスの発言の真意は?

 トランクスがセルを倒せるという勝算を持ち,ベジータも否定はしませんでした。
 しかし,検証してみると,トランクスの言うようにセルに勝つというのは,難しそうです。
 では,トランクスはなぜ「倒せる」と言ったのでしょうか。
 これは,トランクスもベジータも,セルが本気を出していないことを知らなかったと考えれば,つじつまが合います。
 悟空が降参して悟飯を指名したとき,悟飯が「2人とも本気じゃなかったんでしょう?」と発言したことに対して,ベジータは驚く描写がありました。このベジータは,悟飯の隠された底力に驚くのと同時に,2人が本気でなかったことにも驚いたと読み取れます。この描写は,ベジータはセルが本気を出していないのに気付かなかったことを裏付けています。
 総じて,トランクスの「倒せる」という算段は,端から見当はずれだったと言えます。
 悟空の言うように,もはやセルに勝てるのは,覚醒した悟飯しかいないことが最初から決まっていたわけですね。


 以上が,「悟空はセルに勝てたのか?」に対する考察です。
 一言で言うと「勝てなかった」という結論になりました。
 戦闘力・強さについての描写が断片的なセル編では,このような考察ポイントやifストーリーがたくさん考えられるので,とても面白いです。
 そろそろ別の編からも考察したい……と思いながらも,次回もセル編になってしまいそうな気がしています。。。
 次回もお楽しみに。

 

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