今年も年末恒例のM-1グランプリが行われました。
最近は勢いのある若手漫才師がたくさん出てきていますが,普段テレビを見ない自分にとっては,過去に出たコンビ以外はまったく知りませんでした。そういう意味で,贔屓目なしにフラットな目線で見ることができました。
※本記事にはネタバレを含みます。
録画やアーカイブでこれから見る予定の人には,閲覧をおすすめしません。
決勝戦出場コンビは下記のとおりです。(出番順)
ヤーレンズ 5位
めぞん 10位
カナメストーン(敗者復活) 7位
エバース 3位
真空ジェシカ 4位
ヨネダ2000 8位
たくろう 1位
ドンデコルテ 2位
豪快キャプテン 6位
ママタルト 9位
ルール上,どうしても順位はつきますが,どのコンビもファイナリストにふさわしい漫才を披露してくれたと思います。
ただ,多くの回であるような「爆発力のあるコンビ」というのがなく,良くも悪くもきれいにまとまっていたとも言えます。
私が面白いと思ったのは,ヤーレンズ・エバース・たくろう・豪快キャプテンです。
漫才は,何回か見て良さがわかるものもあるので,録画したものをもう一度見たら,評価が変わるかもしれません。
最終決戦は上位3組なので,エバース・たくろう・ドンデコルテの争いです。
エバースは昨年も見ていますし,他の番組でも見たことがありますので,数少ない知っているコンビでした。ツッコミの町田さん(上原浩治さんに似ている)のキャラが好きなんですよね。そして,ネタでも町田さんのキャラをうまく活かしていました。
最終決戦よりも,決勝戦のネタの方が完成度が高いと感じました。
ドンデコルテも面白いことは面白いのですが,実際の得点結果ほどではないというのが個人的な評価です。ウエストランドのネタをマイルドにしたようなスタイルなのですが,もうひとつキレがあるとさらによかったです。
ただ,最終決戦のネタは決勝戦に比べてかなり良かったと思います。
たくろうは文句なしに面白かったです。いわゆるルーチンギャグタイプのネタですが,ワンパターンになりがちなところを,飽きさせずに絶えず笑いを取り続けました。
できあがった形を維持しながらももう1本のネタで笑いを取るのは難しいのでは,と思っていましたが,良い意味で期待を裏切ってくれました。
そして,最終決戦の結果は,審査員9人中8票を獲得したたくろうが優勝でした。
納得の優勝だったと思います。
ちなみに,コンビ名がすべてひらがなの優勝は,第2回のますだおかだ以来です。
審査員は,昨年から9人体制となり,後藤輝基さん(フットボールアワー)と駒場孝さん(ミルクボーイ)が初登壇となりました。
フット後藤さんがどんな審査をするのか楽しみでしたが,意外と(?)真面目に審査していましたね。イルカの鳴き声のくだりは面白かったです。
駒場さんは,他のメンバーに比べると場数が少ないためか,やや歯切れの悪い部分もありましたが,内容的にはかなりうがったコメントをしていたと思います。たくろう・赤木さんの挙動不審さを「意味のあるものに仕上げてきた」とコメントした部分なんかは,さすがだと思いました。
2001年に始まったM-1グランプリも,もう21回目。創立者の島田紳助さん(もはや一般人なので長谷川公彦さん)と松本人志さんは,もう番組に戻ることはないでしょう。
そんな中でも,メンバーや形式を変えながら,今や国民的なイベントとなっています。これからも,何かが起きない限りはずっと続いていく番組だと思います。
来年以降も楽しみにしています。
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