更に言うと、イメージはビジネスやスポーツだけでなく、健康や医療においても重要なものなのです。
例えば、がん療法の1つに、「イメージ療法」というのがあります。体内のナチュラルキラー細胞が、がん細胞を攻撃しているところをイメージする。完治した元気になった自分をイメージする。そうするだけで、身体は完治の方向へ向かうのです。これは、医学的にも証明されており、これでがんを克服した人は何人もいます。
しかし、その逆もあります。
「がんになったらどうしよう・・・・」
「もう歳だしなぁ・・」
そんな恐怖や不安に心を支配されるのは危険です。“病は気から”という言葉は本当なのです。
「スゲェ気だな。オラ、ワクワクすっぞ!」
の“気”ではありません(笑)。気構えの事です。
恐怖や不安等の不快な感情になると、副腎からアドレナリンというホルモンが分泌されます。アドレナリンは、毒蛇の3倍以上の猛毒と言われており、本書では核弾頭の威力すら霞むと書かれています。不快感を感じると、呼吸が詰まり、血流も悪くなってしまいます。
肉食が危険な理由もこのアドレナリンにあります。食肉にされる家畜は、自分の運命を悟っています。家畜もバカではありません。
「これから自分はこいつらに殺される。皮を剥がれ、肉を切り裂かれ、骨をもがれ、内臓をえぐられる。そして、殺した生物の道具にされ、そいつらの仲間に喰われる。」
自分を家畜と置き換えて想像すれば、どんな気分になるかは予想がつくと思います。
これにより、家畜の体内に高濃度のアドレナリンが駆け巡ります。そして死後、肉内のアドレナリンは、肉の細胞と組織を崩壊させます。これを食べるのは人体に良いかどうか、言うまでもないでしょう。
そんなアドレナリンですが、悪いことばかりでなく、有益な事もしてくれます。恐怖を克服して、希望を持つ。副腎を健康にし、効率的に機能させる。それにより、アドレナリンは適度に血圧を上げ、腸にリラックス効果を与えてくれます。また、危機に直面した際、勇気を湧き上がらせ、英雄的な行動をとらせる事もあります。
病気とは文字通り、気が病む事です。どんな健康法も、ネガテイブ思考には勝てません。健やかな人生を送るには、強い意志と勇気が必要です。その為の自信をつけさせてくれるのが、日頃の努力。健康も、“千里の道も一歩から”の精神で取り組むべきですね。

