「不食」。こう聞くと、宗教の慣習や修行僧を連想する方が多いと思います。しかし、宗教家でなくても不食の人はいます。
本書は、弁護士の秋山佳胤(あきやまよしたね)さん、鍼灸院院長の森美智代さん、不食研究所代表の山田鷹夫さん。3名の不食者による共著本で、長年に渡って不食を実践してきた方達による実録本です。
先ずは、弁護士にして医学博士でもある、秋山佳胤さんの実録から取り上げていきます。
秋山さんは、都内の一等地に事務所を構え、特許や知的財産を扱う裁判を専門にしています。そのため、企業同士の裁判になる事が多く、熾烈な争いが多くなりやすいのです。
しかし、秋山さんはある時、そんな激しく対立しあう両者を調和させる事が自分の使命だと気付きました。物事の善悪を決めずに、ニュートラルな視点で対処する。いわゆる“中道”のやり方で、依頼主と訴訟相手にwin-winの関係を築く。
win-winと使命(ヴォイス)は『7つの習慣』での、第4と第8の習慣に当たります。不食生活を続ける内に、秋山さんの脳波がβ波⇨α波⇨θ波⇨δ波へと変化しました。それにより、空腹、欠乏といったあらゆる飢えから解放され、精神的に成長し余裕が生まれた。だからこそ、過酷な裁判争いの中でも、中道を貫けるのです。
秋山さんのような不食不飲の人は、100%のエネルギーを、プラーナという宇宙エネルギーでまかなっています。また、真冬にTシャツで暖房なし、夏はエアコン無しでも平気なのだそう。プラーナで生きる事は、想像以上の恩恵があるようです。
ちなみに自分は1日1食の少食で暮らしており、週に1〜2日断食します。このような人のプラーナ摂取率は70%程なのだそうです。秋山さんと比べると自分はまだまだなのがよくわかりました。
日本ではよく、「健全なる精神は健全なる肉体に宿る」と言います。不食や少食はそれを実践する為に、非常に良い方法だと気付けました。