しかし、お金を沢山持つ事に関しては否定的な文が多く、私欲に溺れてしまうと書かれています。お金を持たず、自然や音楽、文学に楽しみを見出し、普通に暮らすのが良いともあります。これだけ読むと、
「お金に拘るのは良くない。今の生活で満足すべき。」
そう思われるかもしれません。しかしこの本には、「お金等大事じゃないと言うのは、まだそれに拘っている証拠」と痛い所を突くような教えもあります。これは、普通を欲する心もお金を欲する心も同じ欲望であるという事です。
では欲望を全て捨てれば良いのか?という訳でも無いようです。欲望はやる気の源でもあります。「やる気の無い人間は全く使い物にならない」との教えもあります。
お金が沢山あれば幸せとは言えません。そして、お金の為に事業を起こしても上手くいかないでしょう。ほんのささやかなことからも幸せを見つけ、世の中の幸福の為に事業を成功させていくのが大事。お金はその為の道具に過ぎない。それが自分がこの本から受け取った教えです。
