また、ヒットする物語にはパターンがあり、それが神話の時代から続いていることにも驚きました。その物語のパターンを知ると、やはり多くの物語がそのパターンに当てはまる事に気付きました。ありふれた日常から非日常へと踏み出し、新しい日常へと変化していく。身近な映画や漫画を振り返ってみると、引っ越し中に神隠しにあったり、誕生日に自分が魔法使いだと告げられたり、学校の廃校を知らされたりと、突如やってくる非日常が始まりのものが多い事に気付きました。
このような良質な物語に自己投影するのは顧客だけではなく、提供する社員も同様です。自分達が提供する物語に自己投影できるからこそ、自分の仕事にやりがいを見出だし、前回で触れた人間脳が活性化します。最近よく、若い社員に出世欲が無いと言われるのも、自分の会社のストーリーに自己投影できない、あるいはストーリーが殆ど無い事が原因の1つだと思います。自分の会社の物語に自己投影できるからこそ、会社の事が好きになり、出世欲も出てくると思います。

