本を作るとき、活字を拾うことを専門とした文選工と

活字を並べる植字工という方がいたそうです。

 

今ではすべてがデータでのやり取りですが、

文豪が書いた原稿に沿って他人が『活字を拾い、並べていた』時代があったんですね。

 

とある文豪が書いた生原稿を見せてもらったことがありますが、

それは何が書いてあるかもさっぱり分かりませんし、

その分からない原稿がさらに本人の手直しでグチャグチャでした。

 

そのグチャグチャの原稿を解読し、活字を並べるプロ。

 

中には、文豪の文章を手直ししてくれる人もいたとか。

 

巨匠になると、

自分専門の信頼できる文選工と植字工がいたとかって話も聞きました。

 

 

 

 

写真のプリントを専門とする人は、

暗室マンとかプリンターって言われたそうです。

 

今の写真の印刷って、高性能のプリンターを使うことが多いんでしょうか。

 

以前、著名な報道写真家の生写真(?)を見せていただいたことがありますが

そこには事細かにびっしりと『こういう風に焼いて欲しい』っていう指示が書いてありました。

 

その写真家も信頼できる専属のプリンターがいたそうです。

 

 

 

文選工とか植字工とかプリンターとか、

デジタルの普及とともに消えて行った職業なんでしょうか?

 

作家の意思をくみ取ってそれを形にしていた人たちの仕事は

とても尊いし、消えていくにはもったいないな~と思いました。

 

 

 

デジタルがいくら普及しても

信頼されるプロの仕事がどこかを

常に模索していきたいものですね。

 

 

マーケ山上、初エントリーでした!