堤未果『日本が売られる』① | ブロッギン敗北【ご愛読ありがとうございました】

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アウシュヴィッツが陸の上のジェノサイド、ヒロシマ・ナガサキが空からのジェノサイドだったとすれば、水俣病は海からのジェノサイドである。(栗原彬)
そして21世紀のいま、史上最悪のジェノサイドがパレスチナの地で、殺人国家イスラエルによって遂行されている…


今日は堤未果さんの日本が売られるという本を取り上げてみたいと思いますこれの版元が幻冬舎だという点にちょっと注意が必要かと思いますねそれと移住連っていう移住者と連帯する全国ネットワークという組織からあの痛烈なファクトチェックを受けていたので実際どうなのかと思って読んでみました全体的にはそれほどひどい内容ではなかったです基本的な趣旨には賛成ですいわゆる公共事業水道とか教育とか医療とか福祉


とかあるいは種子とか農地とか森林とかまあそういう公共の財産が民間に売り渡されているということに警鐘を鳴らしているわけですねいわゆる多国籍企業グローバル企業とか海外の投資ファンドとかあるいは竹中平蔵の人材派遣会社なんかに日本の大切な財産が切り売りされていくというその実態を個々の事例に沿って明らかにしてるわけです特に国家戦略特区を利用した竹中平蔵の悪事を暴いてるところは拍手喝采という感じでしたねただ日本の公共を守るためにアメリカ


や中国なんかのハゲタカを攻撃するのはいいんですけどもその攻撃の矛先が外国人労働者にも向けられてしまっているわけですそこがちょっとずれてるなと思ったわけですで移住連のファクトチェックを読むとこの本の医療が売られるという節があるんですけどそこであの外国人が医療目的に来日して国保を利用して高額医療を受けたり出産一時金を不正に受給してたりとかいう外国人ただ乗り論を強調して書いているんですけどもそれは全く事実に基づかない嘘八百だという風に移住連は切り捨てているわけです