リニアの予定ルートでは,わが家のすぐ下をリニアが通ることになっています(@_@)地下40m以上の「大深度地下」にトンネルを通してリニアを走らせようというわけです。東京・名古屋間の約280kmのうち約55kmが大深度地下になるそうで,名古屋側の約20kmの大深度地下が私の家のほぼ真下に当たるわけです。うちから4~500mのところに非常口(立て坑)ができて(上のGoogle地図で名古屋側から三つ目,春日井市堀ノ内町の非常口です),そこから工事で掘り出した残土を運び出すそうですが,一体どうやって,どこに持っていくのでしょうか。昨日の中日新聞によると,この中部圏で発生するナゴヤドーム9杯分の残土,そもそも処理計画が全く決まっていません!どうするつもりなんでしょうか。こんな見切り発車で工事を始めていいんでしょうかね。工事による騒音・振動とか地下水への影響とか自然環境の変化とか工事車両による交通への影響とか・・・,沿線住民というか真上に住む住民としていろいろと不安は尽きません。電磁波の影響にしても,「ICNIRP(国際非電離放射線防護委員会)の基準を下回っているから安全だ」と言われても,住民は到底納得・安心できませんよ。うちの近くには亜炭採掘跡の空洞もあるそうなのですが,工事によって地盤沈下とか大丈夫なんですかね。生態系に関しても,市内の山林に生息するオオタカへの影響について「適切に保護する」としか言ってませんが,本気で保護する気があるんでしょうか。
今回こういう住民の不安をスルーして早期に工事を着工しようとしているというのは,2001年に「大深度地下利用法」という法律が施行されたのが大きいんでしょうね。つまり国や都道府県の許可があれば,事業者は地権者らに事前補償することなく,勝手に鉄道や水道などのインフラ整備ができるというもの。事業者は用地買収の手続きが不要になり,工期短縮やコスト削減ができるわけです。それにしても住民説明会や意見募集の期間が短すぎでしょう。
JR東海のHPに環境影響評価準備書は公開されているんだが,私たち住民の不安に答えているのかどうか・・・難しくてさっぱり理解できないのだよ。こんなのは一部の専門家しか読めないでしょう。住民向けにもっと易しく解説したパンフレットを作ってくれませんかね。この点については,昨年,日本自然保護協会がリニアの環境影響評価準備書を専門家の協力を得て点検評価し,自然保護・生物多様性保全などの観点から計画の凍結・手続きのやり直しを求める意見書を発表しました。もっともな意見・要求です。未解決問題が多すぎのリニアは直ちに凍結・中止しかないでしょ!
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