寂れた釧路市街の散策から一夜明け、昨日のことは一旦忘れて、釧路旅行二日目は本来の目的である懐かしのゲーム『オホーツクに消ゆ』の聖地巡りです!
ゲーム中に登場する摩周湖、屈斜路湖、阿寒湖を巡るバスツアーに参加しました。
自然を堪能できるバスツアー
札幌のような大きな都市と違い、道東は車かバイクがないとどうしても行動範囲が限られてしまいます。
今回私が参加した『バスツアー ピリカ号』は、リーズナブルな料金で摩周湖、屈斜路湖、阿寒湖といった三大湖を一日で回ることができ、車窓から雄大な自然を堪能することができるのでお勧めです!
まず、釧路駅前バスターミナルの阿寒バスカウンターで予約票を見せ、ピリカ号のチケットとパンフレットを受け取ります。
集合時間の朝8時に観光バスに乗り、釧路フィッシャーマンズワーフMOO、釧路プリンスホテルから参加のツアー客が全員揃ったところでツアー開始です。
この日の参加者は20人弱。3分の1くらいが外国人観光客でした。
釧路駅前バスターミナル
ピリカ号のチケットとパンフレット類
期待以上の濃いバスツアーだった
バスツアーは高校生の修学旅行のとき以来?
それだけ記憶にないほど久しぶりでしたが、結論から先に言うと参加して本当に良かったです!
北海道の美しい自然は目の保養になるし、バスガイドさんが博識で説明が本当に上手で全然飽きなかったです。
おひとりさまでも十分に楽しめると思います。
車窓から撮影。釧路市街を出ると寂れた街並みから一転、雄大な自然の光景に様変わりする。
釧路市街から摩周湖まで一時間以上ノンストップで走り続けますが、バスガイドさんの話が面白いので飽きることはありません。
釧路市の過疎化が社会問題になっている一方で、釧路市周辺には子育て支援、介護などの福祉が手厚く人口の増減がほとんどない村もあることや、釧路のシンボルであるたんちょうの生態などたくさんの豆知識を説明してくれました。
オホーツクに消ゆの聖地
1.摩周湖
主人公のボスと助手のシュンが、物語のヒロイン野村真紀子と友人の中山めぐみに最初に出会ったのがここ摩周湖です。
「霧の摩周湖」と言われるように濃い霧がかかっていることが多い摩周湖ですが、この日は霧がかかった光景、晴れた光景の両方を見ることができました。
この日の道東地方の気温は寒暖差が大きく最高気温25℃を超えましたが、摩周湖はさすがに肌寒くて上着必須でした。
2.屈斜路湖
連続殺人の被害者の一人、白木が殺害された場所としてボスとシュンが捜査に訪れた場所です。
肌寒かった摩周湖から一転、北海道とは思えない暑さに!
摩周湖よりも明るい雰囲気で、湖のほとりでのんびりしている人達もいました。
3.阿寒湖
知床五胡で発見された死体の捜査でボスとシュンが訪れた場所です。
アイヌの生活や文化を紹介した『アイヌコタン』も見ていて楽しいです。
このバスツアーで訪れることができた聖地はこの3つの湖だけでしたが、バス移動中の車窓から見える光景もオホーツクに消ゆの世界観「寂しい」「陰鬱」という言葉がぴったりでした。
その世界観を味わいに来た私はいいけれど、ゲームの登場人物の一人である中山めぐみは失恋による傷心旅行中という設定で、彼女のように心に傷を負った状態でこのあたりを旅行すると、このなんと~も言えない寂しい雰囲気にますます気持ちが落ち込んじゃう気がします。
番外編:硫黄山
ゲーム中には登場しませんが、バスツアーの中で摩周湖の次に訪れるのが硫黄山です。
しかし、日曜日にも関わらず観光客の少なさよ・・・。
東京で働いていると国内外問わず本当にたくさんの観光客を見るけれど、道東まで来る人は少ないようで、その数少ない観光客もほとんどがアジア系の外国人。日本人どこ行ったー!
少ない分のんびり観光できていいけどね。
初日の釧路市街のこともあって寂しいだけの旅行になりそうでしたが、明るいバスガイドさんに救われました。
オホーツクに消ゆの世界観は十分味わえたし、釧路を始め道東の歴史、文化などたくさんのことが学べたバスツアーでした!