一般的な誰かにいいことではなく

たった一人のあなたのためにいいことを

 

50歳から始めるインナーケア

歳を重ねるごとに調子よく

仕事も趣味も絶好調✨

軽やかに人生を楽しむ

あなたのための

プラチナウーマンコンシェルジュ 

鈴木美子です。

 

 

「今から家に帰ります」

 

実習の日の朝

みんな登校して

誰もいなくなった寮から学校に電話して

そのまま逃げるように実家に帰った

 

看護学校2年生

夏休み明けの実習3日目だったかな

 

当時、看護学校2年生になると

5月から年明けまでほぼ毎日実習で

 

病棟で看護師にくっついて回ったり

受け持ち患者さんや

他の患者さんのお世話をしたり

 

寮に帰ってからは

その日の実習レポートや

次の日の実習の予習レポート

指導のナースからの厳しい質問対策などなど・・・

 

忙しい日々ではあるけど

親元を離れた寮生活を

それなりに楽しんでいて

 

逃げ出すことになったのは

そんな忙しさではなかったな

 

 

実習では指導ナースが

常にいるわけではなくて

学生だけで患者さんの

お話相手のようになることも多くて

 

 

高校生からこれまであまり接点のなかった

世代の方との時間は

それだけでもちょっと緊張するモノだけど

 

患者さんやご家族は

日常から切り離されて

病と向き合う

痛みや不安や苦悩の中にいて

 

笑いがでるような中にも

ヒリヒリとした感覚があって

 

そんな中

同級生たちは

患者さんたちの懐に入るっていうのかな

そんな患者さんやご家族がほっとできるような

雰囲気でお話できていて

 

人の中で接点をもちながら

生きるっていうのかな

みんなすごいなって思ったし

この同級生のようにしなきゃ

なんてことも思った

 

自分は到底こんな柔らかな雰囲気には

なれてないことを

自分が一番感じていて

 

これまで自分が認められてきて

よりどころにしてきたような

学校での勉強や成績や

そんな机や紙の上のことなんか

ここでは何の役にも立たない

ということを突きつけられたようで

足がすくんでしまったかな

 

 

結局このときは

やめるとか続けるとか実はそこまで

考えることができてなかったのを

看護学校の恩師はわかってくれていて

時間をいただけた

 

次の実習場所では

これでダメならってこわかったけど

患者さんに助けてもらって

なんとかいけて

 

見守ってくれた同級生のおかげで

なんとか2年生を乗り切ることができました

 

とはいえ

休んだ分

春休みは3日しかなくて

一人で実習の補習に行ってましたけどね

 

今でこそ

保健師です、なんて顔してますが

学生の頃

実習は特になかなかの落ちこぼれでしたね

 

当時出会った

患者さん、同級生、先輩後輩、先生たち

ご迷惑おかけしました😔

 

卒業できたのは皆様の

おかげさまでございます

今更ながら感謝です