【15/16プレミア】アーセナル戦@アン・フィールド | えばと鍼灸マッサージ院徒然日記

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川崎市多摩区、稲田堤駅徒歩3分にある、えばと鍼灸マッサージ院の院長江波戸雄一の日記ブログです。
医学に関する知見や、大好きな横浜ベイスターズ(NPB)、リバプール(サッカー)、お酒(ウィスキーが主)のことなどを書いてます。

今節最大の注目カードです。


試合開始直前のアン・フィールド。
KOPスタンドが見えます。


ウォーミングアップが踊りなってるアイブとモレノ(笑)。

ガナーズで最も危険な男!

メルテザッカーを中心に集中する試合前のガナーズ。

あれっ!?いつもと写真の感じが違うとお気づきのあなたは本ブログに頻繁にいらっしゃっている方ですね。
いつもありがとうございます。

そうなんです、行ってきたんです!アン・フィールド!!!


お腹にホッカイロ4個貼って観戦に臨みましたが、それでも寒かったです(>_<)


スタジアム・ツアーにも参加してきました。
選手は通り際にサッと触っていきますが、私は背伸びして何とか届く高さでした(笑)。


レジェンドのフィル・ニールさんのお話(半分以上理解できず)も聞けました。
自慢話はこの辺にしておいて本題です。

さてこの日のスカッドもいつものとおりオフィシャルの画像で!


注目のCBはサコとトゥーレ、移籍のコーカーを控えという布陣のようです。
ローンバックのウォード、若手のスミス、テシェイラがベンチに入っていました。


試合前の練習はノープレッシャーなせいか、さすがの精度でした。

さて肝腎の試合ですが、開始10分で早くもレッズが先制します。


ジャンのエリア左からの強烈なミドルをチェフが弾くものの、リバウンドはそれほど大きく跳ね返らず、フィルミーノの足元に届きます。
左脚で振り向いた一撃はコシールニ―の股間を通って、チェフのニアを射抜きます。


フィルミーノはアン・フィールド初ゴールです。
私がいたスタンドの目の前でこのガッツポーズでした。
もちろんスタンドも大盛り上がりでした。

しかしリードは5分と持ちませんでした。


サコとジルーの競り合いからこぼれたボールを最後に保持したキャンベルから絶品のスルーパスがランジ―へ通ります。
ノートラップで放った一撃がミニョレのニアを射抜きネットに突き刺さります。
※スタンドからは反対側だったので、ゴールを決められたこと以外はよくわかりませんでした。


サコとの競り合いでジルーが頭部を負傷しますが、ほどなく戻ってきます。

得点から間もない失点でしたが、この日のレッズは元気でした。
ガナーズのゴールから5分も経たない19分、またしてもこの男が決めてくれました。


中盤で幸運なピンポンからミルナーの足元にボールが収まります。
兄貴からの丁寧なグラウンダーをワントラップから得意の右脚で振りぬいた一撃は、スピード、正確性ともに完璧でした。

名手チェフも触れないまま、ボールはゴールに吸い込まれます。



1得点目にセレブレーションでユニフォームを脱いでイエローをもらっていたフィルミーノは、ここでも一度脱ぎ掛けますが冷静にユニフォームを着たままセレブレーションです。

このままレッズペースで試合が進むのかと思われた25分、直前にラムジーのループシュートをサコーがクリアしてガナーズのCKになります。

セットプレーの失点が多いレッズは、何とか凌ぎたいところでしたが、ジルーにニアで触られゴールを決められます。
OGではなかったことからすると、ミニョレの脚に当たったこととは関係なく、シュートは枠内に飛んでいたという判定だったのかと思います。

28分には、コシールニ―からの楔がウォルコット、キャンベル、ウォルコットと繋がり、エリア内右側からウィルコットが中央に折り返すと、そこにはジルー!
しかしフランス人FWのボレーは、何故か倒れたミニョレの脚へのパスになります。

レッズはあからさまにメルテザッカーをボールの奪い所と見て、ガナーズDF陣にプレッシャーをかけ続けます。

アディショナル、右サイドでクラインのスルーパスに抜け出したアイブからのセンタリングをコシールニ―が胸で弾きますが、ボールはまたしてもフィルミーノの足元に転がります。
ワントラップから反転して放った左脚のシュートに名手チェフは動けませんでしたが、バーをかすめてゴールはなりません。



前半の途中にはクロップが第4審判に物凄い勢いで食って掛かるシーンがありましたが、ベンゲルになだめてもらったお陰か、事無く試合は後半に進みます。

両チームともに交代無く後半に臨みます。

55分、中盤でミルナーと交錯しながらもボールを保持して右サイドを深くえぐったベジェリンから、エリア右のキャンベルにパスが通ります。

キャンベルからラムジーへのスルーパスをモレノが触ってコースを変えますが、そこにはフランス代表の仕事人が。


左脚のワントラップでシュートを打てる位置にボールをセットし、その前に右脚でボール跨ぎのフェイントを入れ、シュートスペースを作った後に完璧なコースにシュートを放ちます。
余りにも流れるような一連の動きにミニョレは一歩も動けず、ゴールラインを割られてしまいます。
美しさすら感じる、敵ながら天晴のプレーでした。

21分にはベジェリンとの交錯の影響か、足が動かなくなってしまったミルナーが下がり、ベンテケが投入されます。
この日のベンテケは空中戦で勝つ場面があり、少し期待が持てます。

時間は十分にあるものの、守備を固めにきたガナーズの守備をレッズは崩すことができません。

試合開始前から断続的に降り続いていた雨は、いつしか雪になっていました。

しかしスタジアムはKOP達の声援で熱気に包まれ続けます。

82分にはジャンを下げて、前節までいい動きを見せていたアレンが投入されます。
このあたりからフィルミーノが下がり目の位置でプレーしだします。

88分にはララナに代えてコーカーが投入されます。
本来CBのコーカーが最前線に構えベンテケとダブルのターゲットマンになります。
パワープレー狙いです。

帰りの渋滞を避けようと席を立つ人がパラパラと出始めた90分、クロップの戦術が実を結びます。
中盤の空いたスペースで余裕を持ってボールをキープしたヘンドからベンテケにフィードのボールが入ります。
やはり空中戦で競り勝ったベンテケのヘッドにアレンが走り込み、フィルミーノを制しながらシュートを放ちます。


チェフが何とか触るものの弾ききれず、ボールはマウス内へ。


ボレーでシュートを放ったアレンももちろんですが、90分走った後のヘンドのキックの精度の高さは驚異的だと思います。
あとコーカーがメルテザッカーを引き付けていたことも大きかったと思います。
要するにクロップの采配が的中した訳です(笑)。

ボルテージが最高潮に達したアン・フィールドでしたが、その後は得点できずYou'll never walk aloneも歌う余裕の無いまま引き分けとなります。


ここ最近好調で、FA杯でエースのエジルを完全休養させることができたガナーズの攻撃を凌ぎ切れるか、試合前はとても不安な一戦でしたが、エジルに決定的な仕事をさせず、2度奪ったリードを追いつかれ、更に突き放されるという精神的にタフな試合でしたが、選手、監督は集中力を切らさず、土壇場で同点に持ち込んでくれました。

今夜にはユナイテッドとのナショナル・ダービーが待っています。
ミルナーの怪我の状態、セットプレーの対策などいくつか問題は抱えてはいますが、この勢いでユナイテッドは圧倒してほしいです。

試合前後に仲良くなったノルウェー人の2家族は、ユナイテッド戦も観戦するとのことでした。
羨ましい(>_<)