過剰静止症候群から効率的な走り方まで | えばと鍼灸マッサージ院徒然日記

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【川崎市多摩区】稲田堤駅徒歩3分にあるえばと鍼灸マッサージ院の院長江波戸雄一の日記みたいなブログです。
東西両医学に関する知見や、大好きな横浜ベイスターズ(NPB)、リバプール(サッカー)、お酒(ウィスキーが主)のことなどを書いてます。


テーマ:
昨日の長時間の立位のせいか
腰に鈍痛があったので昼休みに走ってきました。
完全とはいかないまでもかなりスッキリしました。
雪が残る多摩川@稲田堤
まだまだ多摩川沿いには雪がたくさん残っています。
そして明後日水曜日にはまた大雪の予報が・・・。

愛用シューズ
愛用のシューズはアシックスのゲルフェザー
スカイセンサーはまだロードデビューさせてません(笑)


最近は小山先生が仰る「足底外側への意識」と
高岡先生が仰る「ゆる」を意識しながら歩いているせいか、
大腿四頭筋が薄くなってきました。
恐らく地面を(無駄に)蹴る動作が少なくなってきたためと思われます。

お二人の先生が仰っていること全てが正しいとも思えませんが、
「本質」は何かあるのではと思っています。

まず「足底外側への意識」についてですが、
解剖学的に考えて、人間が歩行や走行で前に進む力を獲やすいのは、
地面を蹴る時でも、拇指球に体重が乗った時でもありません。

それは踵をついて小指丘に体重移動する時です。
このタイミングで大殿筋やハムストリングと言われる
大腿二頭筋などは筋力を発揮しています。
いわゆる股関節を伸展させる動きです。
体重移動のライン
写真の赤いラインが踵から小指丘までのラインです。
まぁ綺麗な御御足だことwww

この連続写真で言うと中段左と下段右の瞬間です。

逆にいわゆる「地面を蹴る」瞬間である、
上段左や中段右の瞬間は大腿四頭筋や腓腹筋などの
推進力への貢献度が低い筋肉を使う瞬間なので、
力が抜けている方がいいはずです。
少々わかりづらいですが、
写真のブラヒム・ララフィ(モロッコ)選手
(シドニーオリンピック男子5000mの銅メダリスト)の表情を見ても、
「蹴る」瞬間に力が入っていないことがわかるかと思います。

なので「拇指球で地面を蹴る」よりも
「足底外側で地面を捉える」という意識の方が
楽に早く走れると思います。

次に解剖学書を眺めていたら
「踵骨は距骨のやや外側にある」ことを発見しました。
踵骨は地面からの衝撃を距骨へと伝える骨です。
そして距骨は踵骨から伝わってきた衝撃を脛骨へと伝える足の骨です。

単に真っ直ぐ立つだけであれば、
この二つの骨は限りなく一直線になっていたほうがいいはずです。
しかし現実には踵骨が地面に接する位置は
距骨と脛骨の関節面(=衝撃が伝わる面)よりも外側にあります。
つまり骨も足底の外側を体重が通過することを想定した構造になっているのです。
これも足底の外側を意識すべき根拠と思っています。
頭側からみた足

従って繰り返しになりますが、
「拇指球で地面を蹴る」よりも「足底外側で地面を捉える」
という意識の方が楽に早く走れると思います。

なんで鍼灸師の私がこんなことを書いているかというと、
マラソン大会でボランティア施術した際に筋肉が張る場所から判断して、
走り方に無駄がある可能性が高いことを伝えると
大概の方が「そんなこと言われたことなかった」と仰ります。

tarzanとかにはそういうちょっとマニアックな話までは載っていなんですかね?
もしかしたらそういった方々の情報収集能力がちょっと低いのかもしれません。
でもQちゃんも言っているとおり楽しく走れないと、
やはり継続は困難だと思います。

Qちゃん(高橋尚子)が教えるランニングの基礎【後編】
内容は本記事と異なる部分もありますが、各自ご判断下さい。

逆に言えばアシックスさんやミズノさんみたいな
シューズメーカーさんは楽な走り方講座などを
講習会だけでなく、youtubeに載せ、ツイッターやfacebookなどで
ガンガン流布していけば、走る楽しさを多くの方が知り、
ランニングが一過性のブームではなく、
より多くの方の生活習慣の一部になるのではないでしょうか?
そしたらシューズやウェアも今より売れるでしょう。
そして鍼灸師の出番もちょぴっとだけ増えるかもしれません(笑)

江波戸が言っていることがよくわからないという方も、
とりあえず腿の前の筋肉(大腿四頭筋)とふくらはぎの筋肉(腓腹筋とヒラメ筋)が張るのは
良くないフォームだということは、解剖学的に考えて間違いのないところなので心当たりがあるという方は、上記の足底のラインを意識して走ってみるのもひとつの手かと思います。

参考図
大殿筋と大腿二頭筋、ハムストリング(半膜様筋、半腱様筋)など
使うべき(=走った後に張ってもいい)筋肉の位置はこちら
臀筋とハムストリング
以下、大腿四頭筋(内側広筋・外側広筋)、腓腹筋、ヒラメ筋といった使うと疲れやすく、スピードも出なくなる筋肉の位置
大腿四頭筋
腓腹筋
ヒラメ筋
くどくなりますが、特にヒラメ筋は足関節の底屈(「蹴る」動作)で作用する筋肉なので、一番張ってはいけない(=張っていたら無駄が多い走り方)筋肉だと思います。

とPC作業しているうちに、また腰に鈍痛が・・・。

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