
日経夕刊(1月6日付)の「あすへの話題」で但木敬一弁護士(元検事総長)のエピソードは身につまされた実話でした。
木枯らしが吹くと舞い戻ってくる人々がいる…
「検事さん、私も年でね。できたら南の方の刑務所をお願いしますよ」
無銭飲食の常習者が冬の間、寒さと飢えを凌ぐためにわざと罪を犯すのだそうです。窃盗とは違い、繰り返ししても重罰化できないという。刑務所が貧困のシェルターになっていると聞いておりますが、青森の刑務所でもそうなんでしょうか。お正月にはお節料理も供されるようです。受刑者全体の数は減っても老齢者の受刑者は増えているという現状に日本の貧困の縮図を垣間見たコラムでした。