

「一々のことばを秤(はかり)の皿に載せるような事をせずに、なんでも言いたい事を言うのは、われわれ青年の特権だね」
(森鴎外著書『青年』より)
「青年の特権」は、何も青年だけに独占させておかなきゃいけないわけではありません。壮年も中年も、そして老年になっても「言いたい事を言う」という姿勢を心がけたいものです。実際はいろんな差しさわりやしがらみがあったりはしますが、知らず知らずのうちに、何かを言うたびに「ことばを秤の皿に載せる」癖がついていないか、胸に手を当てて考えてみましょう。大人としてのバランスを考え過ぎて「ことばを秤の皿に載せる」こと自体が目的になってしまったら、それはかなり悲惨な状況です(おとなのマガジン)
There is a time for departure even when there's no certain place to go.
たとえはっきりと行くあてがなくても、出発すべき時があるものです。