「わたしと小鳥とすずと」 | motoの徒然なるままに…Ⅱ

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日々是好日日記
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「すずと、小鳥と、それからわたし、みんなちがって、みんないい」
【金子みすゞ著書『わたしと小鳥とすずと-金子みすゞ童謡集』(JULA出版局、矢崎節夫・選)より】

「わたしと小鳥とすずと」という詩の一節で、前文は〈 わたしが両手をひろげても、お空はちっともとべないが、とべる小鳥はわたしのように、じべたをはやくは走れない。わたしがからだをゆすっても、きれいな音はでないけど、あの鳴るすずはわたしのように たくさんなうたは知らないよ。〉です。他人に対するコンプレックスや対抗意識で心がささくれだったときは、「みんなちがってみんないいんだ」と自分に言い聞かせましょう。
ただし、己の努力不足や身勝手の言い訳に使うのは、この詩に対する冒涜です。
【おとなのマガジン】

それにしても、松たか子さんは、金子みすゞさんにそっくりです。

※金子みすゞ
1903(明治36)年、山口県生まれ。本名は、金子テル。『青い山脈』の作詞家として知られる西條八十(やそ)に「若き童謡詩人の中の巨星」と賞賛されました。26歳という若さで自らこの世を去りましたが、それまでに512編もの詩を残したと言われております。死後、その存在は長く埋もれていたが、児童文学者の矢崎節夫氏らによって発掘され、1984(昭和59)年に遺稿集が出されました。