

小雪がちらつく中、午後1時30分から始まりました。約40名の参加者でありがたく思います。
「相続は金持ちだけでなく、普通の人の暮らしを左右するようになりました」(税理士)
相続税対策は一部資産家の話と思われがちですが、2015年(平成27年)税制改正で状況が変わりました。相続税は家族の将来の負担になります。普通の家庭でも準備が必要になりました。最近、会社でも専門家を紹介してほしいという方が増えました。
また遺産分割の調停申立件数も年々増加傾向にあります。調停に持ち込まれる案件の7割が遺産額5000万円以下です。遺産争族は誰でも起こりうる話です。
相続税が課税されるのは現在、全国平均で4%強。バブル崩壊直後には7%弱でありました。これが増税の根拠のようです。
「希薄になる親戚づきあいや個人の権利意識の高まり。そのひずみに向き合い、諭し、絆を結び直す。調停委員らの奮闘は続く」(日本経済新聞「1億人の相続」より)