


今日は語呂合わせで「耳の日」です。声にまつわるエピソードを紹介します。
まもなく、東日本大震災から1年になります。
宮城県南三陸町。人口1万8000余人。いまでも生き残った町の人たちの耳の奥に残っている声があります。
「大津波が予想されますので、急いで高台へ避難してください」
防災無線の呼びかけのアナウンスです。声の主は役場職員の遠藤未希さん(24)。そのアナウンスで多くの町民が避難して助かりました。しかし、彼女は津波にのまれ、いまだに行方がわかりません。
大震災復興支援の「前を向いて歩こう」のコーナーで取り上げられました。
宮城県南三陸町危機管理課に勤務してました。役場に勤めて2011年で5年目の春でした。南三陸町にとっては、「天使の声」です。