カンパニュラ死す窓辺に置いたカンパニュラの鉢植えがもう高齢でピンクの張りのあった釣り鐘状の花がしなびて、一部は茶褐色になってきた。見るに耐えずに、たったいま、鉢から根っこを引き抜きました。花の世界から見ると私は老花殺しになるのでしょう。花も人も同じ。花それぞれ、人それぞれに咲いて、それぞれに散っていきます。引き抜いた鉢には、また新しいタネが発芽してくるでしょう。命の循環は動植物をよく観察すればわかります。自然は偉大であります。カンパニュラのご冥福をお祈り申し上げます。