「死刑になりたい」 | motoの徒然なるままに…Ⅱ

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日々是好日日記
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⬛️死刑になりたい⬛️

東京都渋谷区の路上で20日夜に母親(53)と娘(19)が刺された事件で、警視庁少年事件課は21日、殺人未遂容疑で現行犯逮捕した少女について、埼玉県戸田市に住む市立中学3年の生徒(15)と明らかにした。容疑を認め「死刑になりたいと思い、たまたま見つけた2人を刺した。自分の母親を殺す予行練習をしようと思った」と供述している。

「デス・エデュケーション」の必要性

キューブラー・ロス「新・死ぬ瞬間(ON CHILDREN AND DEATH)」は、我々葬儀社の必読書であります。「失うこと、それは成長と理解を促す触媒である」という章の中で、「幼いうちから祖父母や親戚の死にかかわることを許された子供たちは、将来、彼らの両親やきょうだいの病床が末期になったときでも、これに対応する心の準備ができているだろう」というロス博士の主張は、切実に思います。子供たちに、いずれは必ず訪れてくる死というものに心の準備ができるように「デス・エデュケーション(死の教育)」の必要性を人の命が軽くなった今こそ痛感します。私どもは、日常的に死に直面する者として、「死の教育は命の教育」だと現場から訴え続けていかねばならないと思います。死生一如。