「Amazon棺」 | motoの徒然なるままに…Ⅱ

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日々是好日日記
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アマゾンで売っている2万1000円の棺桶で、家族を直葬したという人の投稿が話題を集めている。実際にそんなことは可能なのか。ノンフィクション作家の菅野久美子氏が、直葬を扱っている葬儀社に聞いた――。




■火葬のためには「棺」のほかになにが必要なのか


 アマゾンで売っている2万1000円の棺桶を買って、直葬したという人のレビューがTwitterで話題となっている。


 果たして素人が2万1000円の棺を買い、火葬まで済ませることは可能なのだろうか。


 私自身、自分の親世代たちが、戒名だ、なんだと、さも当然のごとく何百万円も葬儀費用をむしり取られるのをまざまざと見せつけられてきた。ロスジェネ世代としては、そんな金があるなら、少しでも後の世代に残すべきで、だからこそ、身内や自分の葬儀はアマゾンの2万1000円の棺を使ってお金を掛けずに最低限度で執り行えないものか、という考え方には共感できる部分が多かった。


 しかし、実際はどうなのか。私はこれまでさまざまな葬儀業者と話をしてきたが、このような自分たちだけで道具をそろえて行う方法について語れる人はいなかった。


 そんなときに、ある終活関係者を通じて知り合ったのが、近藤純一氏だった。近藤純一氏の運営する『葬儀24ドットコム』は、9万8000円という火葬プランを打ち出している。