「雁風呂(がんぶろ)」 | motoの徒然なるままに…Ⅱ

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日々是好日日記
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青森県津軽の外ヶ浜付近では、浜に打ち寄せられた木片を集めて風呂を焚く風習があり、「雁風呂(がんぶろ)」といいます。この地方に伝わる民話によると、秋に雁が海を渡って来るとき、海面に浮かべて休むための小枝を1本くわえて来るそうです。浜につくと小枝を落とし、次の春、また北へ帰るとき、同じ小枝を拾って帰るのだそうです。ところが、雁たちが小枝を落とした浜には、春になっても拾われない小枝が残ります。それは冬の間に死んでしまった雁たちのもの。浜の人たちは供養のためにその枝で風呂を焚き、旅人たちに振る舞ったということです♨︎