
生死の中の雪ふりしきる(種田山頭火)
今から81年前、1936年(昭和11年)2月26日から29日にかけて、「昭和維新断行」を掲げた陸軍青年将校らに率いられた約1500人の反乱部隊がクーデターを企てた事件であります。
「下士官兵に告ぐ」(戒厳指令部)
天皇に「反乱軍」と呼ばれ、家族は国賊とされると言われて帰順勧告がされて夢は完全に破れました。
この事件でますます軍部が力を持ち、日本はファシズムに走り、大日本帝国として第二次世界大戦へと向かっていきます。激動の昭和史の幕開けです。
「我れ狂か愚か知らず。一路奔騰するのみ」(野中四郎大尉)