
年末年始で林不忘の丹下左膳・乾雲坤竜の巻を
読んでいました。
昔ならこの位の本は1日で1冊は読めていましたが
老眼が進むと本を開く気にならないと言うか・・・。
昭和一桁の時代に新聞に連載されたもののようです。
作品名に丹下左膳の名はなく
「新版大岡政談・鈴川源三郎の巻」だったそうです。
丹下左膳は登場するのですが主役ではありません。
どちらかと言うと悪役、ひどいやつです。
ホームのスタッフに「丹下左膳知ってますか?」と聞くと
「なんですか?それ?」・・・でした。
丹下左膳は奥州中村六万石の相馬家の家臣で
相馬の殿様が孫六の打った刀が江戸のどこそこに
あるらしいから、どうにかしてそれを手に入れてこい!
という命を受け、江戸に来た武士だったのですが酒・博打
女が大好きでどうにもならない悪人として登場します。
片眼、片腕しかない奇っ怪な武士ですが強い。
要するに相馬の殿様は刀剣集めが趣味だった。
主役っぽいのはたまにしか出てこない大岡越前守でしょうか。
ただ、掲載時に丹下左膳がものすごい人気を博したらしい。
当時映画会社3社が映画を作ったら
すべて丹下左膳だったらしい。
今で言うなら東映と松竹と東宝が
みなキングコングを撮った・・・みたいな・・・。
作者の林不忘は読者が喜んでくれるならそれで
いいじゃないかという考えだったようです。
取ってつけたような展開、突然の謎の登場者・・・
なんじゃこりゃぁという展開でもなかなか次が待ち遠しい。
次作の丹下左膳・こけ猿の巻では左膳はヒーロー扱い?
私はまだ読んでいないので知りませんけど。
年寄りにしかわからない内容ですみませんでした。
こんな話は分かりませんよね。
追加・・・
乾雲・・・大刀の方です。
乾は易の八卦の一つ、天の剛健な働きにかたどる。
坤竜は小刀の方です。
坤は生物を成長させる大地。
乾坤で天と地、あめつち。
この大刀と小刀を一つ所に置いてあれば問題ないが、分けてしまうと
血を呼び、丑三つ時に呼び合いしくしく泣くという。