雑誌・群像の2020年4月号に大江健三郎の記事があった。
この尾崎真理子という人が書いた文章を読んでいると
大江は「同時代ゲーム」ではなく、「M/Tと森のフシギの
物語」でノーベル賞を取ったように書いてあった。
あら、そうなのか、と検索してみたら
授賞理由は、「詩的な言語を使って、現実と神話の
入り交じる世界を創造し、窮地にある現代人の姿を、
見るものを当惑させるような絵図に描いた」
というものでした・・・とか、
その理由は、「詩的な力を駆使して想像の世界を生み出し、
生と神話を凝縮して、こちらの心を搔き乱すやり方で
現代人の苦境を描き出したため」というものでした・・・
とか云う文章が出てくる。
なんでもヨーロッパ的な小説なんだとか。
そうだったのかと車庫の段ボールから「M/Tと・・・」
を引っ張り出してくる。
恥ずかしながら「同時代ゲーム」で挫折してから
大江健三郎の本は読んでいないのですが
大江先生の本だからと新刊は何年も買っていたんです。
1ページも読みませんでしたが(笑)。
持っているんです。
「同時代ゲーム」の約7年後に同じような内容で
書き直された、リライトされた小説ということです。
さぁ、読んでみよう・・・。
いきなり過去現在の時間の流れ、過去は現在にもある
ような説明とか、「同時代ゲーム」よりもとても親切な
書き具合。
ところが全ページに背景の絵があり、読みにくいのよ。
なるだけ白いページに黒い活字で印刷してくれたら
見やすいのに・・・。
昔の戦後のわら半紙みたいな茶色っぽい紙に
印刷された本とか、かなり苦手でした。
見にくいんですよね。
それと同じ、背景の印刷が邪魔なのよ。
1986年に買ってやっと読まれるかというときに・・・。
あ~、年寄ってめんどくさい!
心は若いのに!
大江健三郎全小説のシリーズは2段組よね。
どうしよう・・・。


