突然の脳死 臓器提供にゆれる家族たち…NHK クローズアップ現代より | 現役大家さん、現役投資家の生の声を聞かせます。

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NHK クローズアップ現代

突然の脳死 臓器提供にゆれる家族たち

突然の事故や病気によって誰にでも起こりえる脳死、1年半前に施行された改正臓器移植法で、家族の承諾さえあれば脳死からの臓器提供が可能になりました。

まだぬくもりのある肉親の脳死を受け入れ、その臓器を他の患者に提供すべきかどうか…本人の意志が明らかでないまま、家族だけで重い決断を下さなければならないケースが増えています。

移植でないと助からない、臓器移植に望みを託して生きている患者や難病を持つ子どもの親にとって一昨年7月に施工された改正臓器移植法は、国内における臓器提供を増やすものとして大きな福音になりました。

この2年間、臓器移植の数は過去最高となり、昨年は329人を数えています…とりわけ急増しているのが脳死からの臓器提供を受けた人で法改正前の3倍から4倍にのぼっています。

法改正前は、意思表示カードなど書面による本人の提供の意志に加えて家族の承諾が無ければ脳死からの臓器移植提供は認められなかったのですが…法改正後は書面による本人の意志表示がなくても家族の承諾があれば原則として提供が認められるようになりました。

移植される臓器は海外でなくて国内でという国際的な声の高まりを受けて行われた法改正、その狙い通り国内での提供が増えているわけですが、内訳を見て見ると脳死からの臓器提供の実に8割が書面による本人の意思表示無しで行われています。

脳死になった人の家族が直面する、厳しい臓器提供するか否かの判断、本人の意志を思い起こしそして移植を待ちわびる患者を助けようと提供に同意した家族の中には、自分が下した判断が本当に良かったのかどうか悩み続ける人も少なくありません。

臓器提供という選択肢がある事を家族に伝える医療機関とその選択に向き合う脳死になった人の家族、家族がより良い決断を下すにはどうしたらいいのか、葛藤する家族の姿が問いかけています。


臓器移植までの流れ
1.主治医が脳死を判断
2.主治医が家族に脳死を伝え、オプション提示の臓器提供の選択肢を伝える
3.家族による臓器提供の検討…通常、脳死となった人は数日から10日ほどで亡くなる方が多いので家族は限られた時間の中で提供するか否かを決断せざるを得ません。
4.臓器移植コーディネーターの説明
5.家族が正式に提供の承諾
6.法的脳死判定(2回)
7.臓器の摘出手術

札幌市の例では、看護師をしていた男性が脳死、日頃から患者の為に何かしたいと言っていた本人の意志を考え、両親、妻が前向きに検討するも…妻が臓器提供を拒否…最後までご主人を看取る事を決断。

そして拒否した妻は、これで本当に良かったのか今後、考える事になるのです。

逆に本人の意志を確認できないまま臓器提供を承諾してしまってわだかまりを解決できない家族もいます。…提供しても提供しなくても家族にとって大きな心の傷となるケースもあるのです。


医療現場も
試行錯誤のケアを実施

救命救急に力を入れてきた聖マリアンナ医科大学病院(神奈川県川崎市)です…この病院でも改正臓器移植法の施工後、患者本人の意志が確認できないまま、家族が臓器提供の判断を迫られるケースが増えています。

医療スタッフからのアンケートで浮かび上がってきたのは、臓器移植を迫られる家族とのコミュニケーションの重要性です。

これまでは治療にばかり力を注いできたため、患者が脳死状態になった時、その家族へのケアが後回しになりがちだったというのです。

臓器提供という難しい決断をする家族を支える為、病院では支援チームを立ち上げるました…患者や家族の情報を医師だけでなく、看護師やコーディネーター、検査技師など現場全体で共有します。

オプション提示をどの段階で伝えるかなどチームで検討しています…支援チームでは家族への対応を中心に据えた実践的なシュミレーションも繰り返しています。

臓器提供の段取りに追われ、家族をせかすような空気が生まれてないか…スタッフ同士で確認し合います。

聖マリアンナ医科大学病院 小野元 医師
「以前は、治療をどうしたらよいかというだけしか家族と相談していなかったかも知れません…患者さんの意見をどう聞くか、自分の意見をどう言うか…きちんと家族の希望や意思を受け止める…それが出来なかったら臓器提供の話なんか出来ません」


家族の気持ちが最優先
医療現場の新たな取り組み

市立札幌病院では、家族の苦しみを和らげるため脳死になった人の看取りを大切にする試みが始まっています。

この病院では、オプション提示(臓器移植)の他、残りの時間をどう過ごしたいか家族に尋ね、可能な限りその願いをかなえようとしています。

ある家族は、アウトドアが好きだった息子とともにベッドごと散歩に出かけたいと病院に要望しました…またある家族は、臓器を摘出するまでの一週間、お洒落だった母親の髪を染めたり、爪にマニキュアを塗ってあげたりして過ごしました。

家族が自らの選択を後悔しない為にも臓器提供へのプロセスを看取りの一部としてとらえる事が大切だと病院では考えているのです。

■期待通りの効果を上げ始めている改正臓器移植法、…新たな問題、つらい決断を迫られる残された家族へのケアが今後の課題となっています。


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