ポスティング制度が生む残酷な格差…中島、青木を襲うMLBバブルの崩壊 | 現役大家さん、現役投資家の生の声を聞かせます。

現役大家さん、現役投資家の生の声を聞かせます。

個人投資家向け収益不動産検索サイト e-不動産販売公式アカウントです。
マンション経営、アパート経営でお困りの大家さん、収益不動産購入に伴う銀行融資などの不動産投資相談をお受けします。最新の賃貸経営は日々進化しています。一緒に勉強しましょう。

「不動産投資と旅」現役大家さん、現役投資家の生の声を聞かせます。-ダルビッシュ

Number http://number.bunshun.jp/articles/-/185108

ポスティング制度が生む残酷な格差
中島、青木を襲うMLBバブルの崩壊
あまりの格差に驚きを隠せない。

この原稿がアップされた後に、日本ハムからポスティング制度を使ってメジャー移籍を目指したダルビッシュ有投手のテキサス・レンジャーズ入団が決まるだろう。

ご存知のようにレンジャーズのダルビッシュ落札額は5170万3411ドル(約39億8100万円)で、ボストン・レッドソックスの松坂大輔投手の入札額を上回る史上最高値をつけた。しかも、契約も6年9000万ドル(約70億円)前後という情報が流れるなど、レンジャーズが注ぎ込む金額は破格なものとなるようだ。

移籍が実現すればダルビッシュを手放す日本ハムも潤い、本人も希望通りにメジャーのマウンドに立てる。そしてレンジャーズも願っていた補強ができる。ポスティング制度のおかげで三者が三様にウィン・ウィン・ウィンの結果になるわけだ。

だが、このダルビッシュの破格の移籍の裏では、ポスティング制度のひずみが露呈してきていることも見逃せないだろう。


低条件提示のヤンキースに中島は西武残留を選択
「もしポスティングではなくフリーエージェントで移籍を目指せば、もう少し違った結果になっていたはずです」

ある代理人が指摘するのは、西武から同制度でのメジャー移籍を希望した中島裕之内野手のケースだった。

中島はニューヨーク・ヤンキースが入札したが、その入札額はわずか250万ドル(約1億9500万円)。ヤンキースすらも、まさかこの金額で交渉権を得られるとは思っていなかったと伝えられている。

それだけにヤンキースと中島の交渉は、常にチーム主導のものとなった。あくまで内野の控えとするヤンキースが提示した年俸は100万ドル前後(約7000万円)。中島サイドには交渉の余地もほとんどないままに期限切れを迎えることになってしまった。おそらくこちらは原稿がアップされる頃までに交渉は決裂、中島は来季も西武に残留することになっている可能性が高い(記事入稿後の1月6日早朝、交渉決裂をヤンキースが発表/編集部注)。


ブルワーズが落札した青木も交渉の主導権は球団側に
「ポスティングの最大のリスクは、1つの球団としか交渉ができないという点です」

こう指摘するのは前出の代理人だ。

ここにきてメジャー球団の日本人野手に対する評価が急落している。その流れは中島だけでなく、ヤクルトから同じくポスティング移籍を目指している青木宣親外野手のケースでも見てとれる。

青木の場合は、最終的にはミルウォーキー・ブルワーズが落札したが、その落札額は中島と同じ250万ドル。しかも、契約するかどうかは、8日(日本時間の9日)に青木がブルワーズ関係者の前で公開練習を行なって決定されることになっている。

そうした評価が背景となって、入札額を下げているのは確実だが、こと入団交渉というのは別ものだというのだ。


ポスティングよりもFAのほうが選手に有利な選択肢が
「フリーエージェントなら、いくつかの選択肢から球団をチョイスできる。中島や青木クラスならポスティングフィーがかからないのなら、興味を示す球団は確実にあります。もちろんレギュラーとしてではなく、候補ぐらいの位置づけかもしれないが、それでもいくつかの球団と話し合いをする中で、金銭だけでなくインセンティブや付帯条項などでもう少し違った条件を引き出せるはずなんです」

しかし、ポスティングの場合は、選手との契約以外に入札金もかかる。球団は決まった補強費の中でバジェットを組むので、ポスティングで選手を獲得する場合には入札金と選手の年俸の総額を一つの枠として考える。自然と選手の年俸にはシビアな値がつけられることになる。ましてや中島はチームがダメもとで入札して競争相手もいない選手となってしまう。球団は厳しい条件を突きつけ、強気の交渉にでるのは当たり前のことでもあるのだ。


「不動産投資と旅」現役大家さん、現役投資家の生の声を聞かせます。-川崎

総額100億円のダルビッシュにもデメリットはある
ただ、この独占交渉権の弊害はダルビッシュにもあると前出の代理人は指摘する。

「もちろん入団する時の交渉も、競争相手がいた方がいいのは当然です。ただ、ダルビッシュの場合は完全な売り手市場なので、FAならば金銭だけではなく環境面等、他の要素も比較しながら入団するチームを吟味できる。日本人選手が成功するために、これは意外と重要なポイントになるはずなんです」

レンジャーズの本拠地、レンジャーズ・ボールパーク・イン・アーリントンは空気が乾燥しているためにボールが飛ぶといわれ、形状も右翼が狭く典型的な打者有利の球場だ。しかも、夏場は40度を越える熱波の中で投げなければならないなどのデメリットもある。明らかに環境面では、獲得に積極的だったといわれるトロント・ブルージェイズの方が優位だったのだ。しかし、ダルビッシュはそういう条件面を考慮してチームを決められない。しかも、レンジャーズがダルビッシュ獲得のためにつぎ込む金額は、おそらく100億円前後になるはずである。

「その金額に見合う活躍とはどれだけのものなのか? 逆にちょっとでも数字が落ちれば厳しいバッシングにさらされる。それは松坂の前例がある通りです」

ダルビッシュにとっても、決してポスティングでの移籍は平たんな道ではない、というわけなのだ。


希望条件を通せるFA移籍を選択した川崎は勝ち組!?
もともとポスティング制度は、1年でも早くメジャーでプレーしたいという選手の思惑と、どうせ出ていくなら何らかの補償が欲しいという球団の思惑が一致して作られたものだった。ところがアメリカのバブルが弾け、日本人選手(特に野手)の評価が下がってきた時点で、この制度のもたらす選手へのメリットは次第に少なくなり、むしろデメリットの方が大きくなってきているように思える。

1年でも早くではなく、少し待つことで自分の価値を高めて、思った形で移籍を実現できる可能性が広がる。ならば海外FAの権利を取得するまで待っても、損はないはずだ、と前出の代理人は指摘するのだ。

その好例が、今年のオフに一人いる。

ソフトバンクから海外FAを使ってシアトル・マリナーズとマイナー契約を結んだ川崎宗則内野手だ。

「イチロー選手と同じチームでのプレーだけを希望します――」

じっくりと時間をかけて自分の夢を実現する。この川崎のやり方は、これからの海外移籍の、一つのモデルケースになるはずである。


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
海外展開に伴い協力会社を募集します。語学力があれば起業を考えている方でも大歓迎!…お勤めしながらの週末起業でも十分可能かと……気軽にお問合せ下さい。…詳しくは⇒http://ameblo.jp/e-fh/entry-10863926030.html

当社は、一棟マンション、一棟アパートを専門に取り扱う不動産会社です。
[twittre http://twitter.com/e_fh ]
[facebookフアンページ http://www.facebook.com/efh.toushi ]
[e-不動産販売 検索サイト http://www.e-fudousanhanbai.com ]
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー