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週刊ダイヤモンド http://diamond.jp/articles/-/12852
ビジネスモデルの破壊者たち 1億円以上を稼ぐ新人作家も相次ぎ誕生!・・侮れないアメリカの電子“自費”出版ブーム

「自費出版」――。この言葉には、これまでどこか物悲しいニュアンスがつきまとっていた。作家になりたい、あるいは自叙伝を世に出したい。だが、話に乗ってくれる出版社がないので、やむなく自腹を切って本を出すという行為だ。しかも、周りの知り合いが何部か買ってくれることはあっても、書店の本棚には並ばないし、まさか新聞の書評に取り上げられることなど絶対にない。本は出したものの、ほとんど誰の目にも触れず、いずれひっそりと姿を消す。

ところが、アメリカでは今、この自費出版に対する人々の認識がすっかり変わろうとしている。

たとえば、アマンダ・ホッキングという女性作家を例に挙げよう。

ホッキングは、ちょっと小太りの26歳。小さい頃から小説を書くのが趣味で、17歳の頃から自分の作品を出版社に売ろうと何度もトライしてきた。ある作品のために50以上の出版エージェントにコンタクトを取ったこともある。だが、結果は完敗。型通りでも返事が来ればいいが、うんともすんとも言ってこないところもある。

そんなやりとりにうんざりしたホッキングは、昨年春にアマゾンの電子書籍用自費出版プラットフォームであるキンドルDTP(ダイレクト・パブリッシング・プラットフォーム)に自分の作品をアップロードした。キンドルだけでなく、他の電子書籍リーダーにも対応する別の自費出版プラットフォームのいくつかにも同じようにアップロードした。

そして約1年後。ホッキングが自費出版した本は10冊。ほとんどがヤング・アダルト向けのフィクションだ。現在、何と毎日合計9000部を売り上げているのである。彼女の懐には、200万ドル(約1億6000万円)を下らない大金が入ったとも言われている。また先だっては、大手出版社とプリント版書籍の出版契約を結び、その契約額も数100万ドルとうわさされる。

デビューからわずか1年後に若くして作家としての地位も膨大な収入も手に入れた。すべては自費出版のおかげなのだ。

さて現在アメリカでは電子書籍がフルスピードでビジネス展開されているが、電子書籍用の自費出版プラットフォームはその担い手として大いに注目されている。ここに参入しているのは、アマゾンや大手書籍チェーンのバーンズ&ノーブルの他に、ルルやファストペンシルなどの新興企業。それぞれに特徴があるが、だいたいの仕組みは、以下のようなものだ。

すでに書き上がった小説のテキストがあるとしよう。ユーザーは、そのテキストファイルに加えて、表紙の図版ファイルを準備する。表紙は、誰かデザイナーに制作してもらってもいいし、自分で写真と文字を組み合わせて作ることもできるだろう。自費出版プラットフォームによっては、表紙を作成するテンプレートまで揃えているところもあり、それを使うとデザインを心配する必要もない。

さて自費出版プラットフォームのサイトにアクセスして、まずは登録を済ませる。そこからは、流れ作業に乗るだけでいい。出版する本のタイトル、著者、著作権所有者などを入力し、さらに世界のどこで売りたいか、価格はいくらか、ロイアリティー(印税)は何%にするかなどを決めて、テキストと表紙図版のファイルをアップロードする。

簡単な審査を経て、一両日内には自作がオンライン書店に並んでいるのを見ることになるだろう。何ヵ月もかかった従来の出版からは想像できないスピードだ。その後は、自分のアカウントにアクセスすれば、売り上げ数や印税収入がリアルタイムで確認できるようになっているのである。

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アマンダ・ホッキングの他にも、素人作家がこうした自費出版プラットフォームで成功を収めた例は、ポツポツと見られるようになってきた。保険の仕事をしていたジョン・ロックという男性も最近、アマゾンDTPの「ミリオンセラー・クラブ」に加わったと報じられたところだ。

無名の作家がデビューする場所として、自費出版プラットフォームはもはや怪しげで悲しげなところではなくなったということだ。

だが、それだけではない。出版業界にもっと大きなインパクトを与えそうなのは、有名作家がここへ移行してきていることである。

電子書籍の場合、本を出版する仕組みは、自費出版プラットフォームと出版社経由とでは大した違いはない。プリント版書籍ならば、出版社からつながっていた印刷や運送、路面の書店へのコネクションが必要だったろう。だが、電子書籍ならばただ必要なファイルをネット上のプラットフォームに上げて、しかるべき電子書籍リーダーやオンライン書店に届かせればいいだけである。

しかも、作家が得る収入は、自費出版プラットフォームを使ったほうが多くなる可能性がある。現在、出版社を経由すると作家自身に入ってくる印税はアメリカでは平均15%と言われる。12.99ドルで電子書籍が売り出されるとして、作家の手元に来るのは1.95ドル足らず。一方、自分で価格を設定できる自費出版プラットフォーム、たとえばキンドルDTPで9.99ドルと設定すれば、印税は70%にもなる。そうすると、作家に入ってくるのは7ドル近く。この違いは大きい。

たとえもし、格安の2.99ドルで売ったとしても、2.1ドル。わずかな違いとは言え、自費出版プラットフォームで売られる格安の電子書籍は、いったん火がつくと飛ぶように売れる場合もあり、数セントの違いも積もり積もって大きなものになるのだ。

もちろん、出版社が担っていた編集作業やマーケティング力は簡単に無視できるものではない。だが、すでにペーパーバックになっているような既刊の作品については、出版社の力を借りる必要もない。それを鑑みて、こうした方法で電子書籍出版に踏み切る作家も少なからず見られるようになってきた。

自費出版プラットフォームは、人気作家、素人作家両方にとって気になる存在になっているのは確かだ。日本でも自費出版のプラットフォームはボチボチと出てきているようだが、弱点は電子書籍を扱う大きなオンライン書店や圧倒的にメジャーな電子書籍リーダーがまだ存在しないことだろう。これではまだ、電子書籍のうまみが自費出版で十分に活かせない。

末端までのエコシステムが整って初めて、自費出版も電子時代の新しい姿に脱皮できる。アメリカではすでに、この大きなうねりが起こり始めている。


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