先週、梅の花を見に、県内の小田原に行ってきまました。
めじろが嬉しそうに花から花へ飛び移り、小さな春を感じました。
本格的な春はまだ少し先。ひと休みのため立ち寄った『きんじろうカフェ』は、二宮金次郎にちなんだカフェで、全席テラス席。何か所かストーブが置かれていました。
小田原産の無農薬みかんの入った「ホットするみかん」で温まりました。美味しかったですよ。
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さて、NHK朝ドラ、『スカーレット』を観ています。今週、第117回の放送で、今の私の状況とリンクをする場面に出会ったという話です。ドラマを観ていない人はご免なさい。
こんな会話の内容です。
喜美子 「うち、今までずっと家族を背負ってきたんです。」
子育てを終えた、主人公・喜美子の言葉です。家族の事は真っ先に女性のところにやってきます。共感している女性は多いのでは。
そして、重なったのは、烏丸せつさん演じる小池アンリの状況。アンリが、離れて暮らす娘から届いたプレゼントを開けると、赤いちゃんちゃんこが・・アンリは「還暦」のプレゼントに歓声を上げます。
私も今月、誕生日を迎え、トリプル成人になりました。そして子どもたちから、サプライズで似顔絵のプレゼントを受け取りました。
あまり似ていないのですが、忙しい中、準備をしてくれた子どもたちの気持ちに嬉しさが込み上げました。
そしてアンリが喜美子にかけた言葉には、励まされました。
「家族は離れていても家族。」
我が家もこの春、最後の学生が就職で私たちの元を巣立っていく予定です。
更に、まさしく終活と思えるセリフをアンリが発します。
アンリ 「人は人生1回しか生きられない。どんなことしたって、どんな金持ちでも、人生一人1回きり。だからもっと大事にしたい、豊かにしたいじゃない。」 (実際には全部関西弁でしたよ。)
親としての役割を終えてしまった空の巣(からのす)感・・
体力・機能の衰え・・
ようやく得た自由な時間・・
これらを同時に感じる今、この先の自分にどんな価値を感じて生きていけばいいのか、正直、複雑な心境になることもあります。
孤独の中にいる時も、人に感動を与える作品を生み出す喜美子に対し、ふと羨ましく思えたりします。平凡な還暦女性が、何を柱に自信を失わずに生きていけるのか。それが今の私のテーマでもあります。
ドラマの舞台は昭和ですが、いつの時代も、大きな節目で立ち止まって、残された人生について積極的に考えるのが女性なのかなと、今週の『スカーレット』では、しみじみとした思いが湧きています。
そんなテーマに向き合おうとしている時に、自分の不注意で、怪我を負ってしまいました。足を強くひねりながら打ってしまい、靭帯を損傷。足の甲はもちろん、土踏まずまで内出血で真っ青です。
段差があることに全く気づかず、これが年を重ねるということだと、実感しています。頭部を打たなかったのは不幸中の幸いでした。
ということで、現在痛みとしびれで普通の歩行ができません。今月中は、対面でのご相談は休みとし、電話相談のみとさせていただきます。
誕生月に咲く梅の花。
色んな想いが交差しつつ、一つ上の年代へと歩みを進めました。
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