岡山コーチブログ23-24#14 指針 | EDOGAWA FUTSAL ACADEMY 水辺校 江戸川区フットサル協会

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①宿題をちゃんとする

②英語学習

③読書

④スパイクの手入れ

⑤綺麗なロッカールーム

⑥食後はお皿を並べる

⑦コミュニケーション講座出席

 

これらは、以前U20アルゼンチン代表のマスチェラーノ監督が打ち出したチームの方針です。

イングランドやスペイン等の一流クラブでプレーした経験がある彼らしい方針ですね。

ひとつひとつは、シンプルな内容ですが、私はとても興味深く感じました。

 

通常は、全力で戦うことだったり、体のケアや栄養面だったり、プレーにより直接的に影響を及ぼす事柄がフォーカスされると思うのですが、ここでは、もう一歩手前の「人としてどうあるべきか」という点が大事にされています(もちろん、体のケアや栄養面も全て大事にしているということは、大前提であるとは思いますが)。

 

ひとつずつ、私なりに、読み解いていきたいと思います。

 

①宿題をちゃんとする

U20の代表選手であっても、何歳までプロとしてプレーできるかはわかりません。

プロのサッカー選手の平均寿命は、25,26歳と言われています。

かなり頑張ったとしても、35歳までプレーできたら良い方です。

いずれにしても、プロになれたとしても、その後の人生の方が長い訳で、サッカーだけしていたらいいというものではありません。

その為には、サッカー以外のことにも、しっかり目を向けるといったことも大切なのではないでしょうか。

 

②英語学習

⑦コミュニケーション講座出席

これらは、外国でプレーをする時に、コミュニケーションを取る為にも、世界の共通語と言われる英語を学んでおいて損はないと思います。

他の職業についたとしても、旅行をするにしても、やはり生きていく上で役立つものであることは間違いありません。

また、フットボールでも他の職種でも、チームとして行動する場合、やはりお互いが長所を活かし合い、短所を補い合っていかなくては、良いものを築いていくことはできません。なので、コミュニケーションスキルを向上させておくことは、やはりとても大事なことの様に思います。

 

③読書

近年、子供はもちろん、プロのサッカー選手でも誰でも、コンピュータゲームをする様な時代になっています。

コンピュータゲームをすること自体が悪いとは言いませんが、得られるものが少ないことも事実です。

そういうことで時間を浪費してしまうのであれば、もっと自分磨きをしたり、教養を深めることの方が、その後の人生に良い影響を与えることは言うまでもありません。

元々サッカー選手というのは、ボールを蹴るというシンプルな競技に熱中する、子供の純粋さの様な部分を持ち続ける傾向があるものです。

そういった選手たちに、教養を深める楽しさを知るキッカケを作ってあげることも大切なことだと思います。

 

④スパイクの手入れ

自分のスパイクの手入れは、最低限やるべきことだと思います。

あるプレミアリーグの選手が、以下の様なことを話していました。

「昔はスパイク等の身の回りの用具等を、自分で管理していた時代があった。今の選手は、恵まれているが、それによって、そういうことの有り難みの様なものが薄れてしまっている」

U20というタイミングで、もう一度そういったことを強調し、「勘違い」を防ぐ意味においても、とても意味のあることだと思います。

ただでさえ、チヤホヤされ、有頂天になりやすいサッカー選手に対して、釘を刺しておくことは大切なことですね。

 

⑤綺麗なロッカールーム

⑥食後はお皿を並べる

これらは最低限のマナーなので、説明の必要はないかもしれませんね。

強いて言えば、身の回りの物を整理しておき、何がどこにあるのか把握でき、欲しいものを欲しい時に、いつでも取り出せる様にしておくことは、とても大事なことだと思います。

そうすることは、ピッチ内でも、どういう時にどういったプレーをすべきか、という決断においても良い習慣に繋げることができるのではないでしょうか。

 
 

以上です。

サッカーに直接影響を及ぼすもの、サッカー以外にフォーカスされているもの、それぞれですが、とても良いポイントを突いている様に感じたました。

そもそも、「人生で大切なことは全てフットボールから学んだ」という名言がありますが、ピッチ内外において大切なことは至って共通するものです。

アカデミーの子供たちも、そういった点を大切にし、成長していってほしいと思っています。

それではまた!