どもっ!!秋葉原店SVのたっくんです!
先日の1118の日で発表した 『SW-HP11』
▼SOUND WARRIOR SW-HP11 e☆特価¥18,900-【ご予約受付中/12月21日発売予定】
このヘッドホンはSW-HP10をチューニングしたものですが、かれこれ半年近く開発していました(^^;
【工場見学】SOUND WARRIORの城下工業の工場を見学してきた!
改めて、ブログを見ると観光気分満載ですね(^^;
企画が始まったのは、この訪問がきっかけでした。
当時、急にSW-HP10が売れ始め、人気の理由を探りに本社視察に行ったんです。
城下工業本社。
城下工業は長野県上田市にあり、僕の地元も長野です(^^)
本社にお邪魔する前にお蕎麦を食べるのが慣例です(笑)
『SW-HP10』 が長野県の企業の技術力を集約して造られ、城下工業の高い技術力を目の当たりにし、人気の理由を理解しました。
それと同時に、『この高い技術力をもっと生かせないか?』 と考えている自分がいました。
お客様から頂く生の声、ヘッドホンのトレンドから売上まで、多くの話を城下社長としていく中で、『製造』 と 『販売店』 が一緒になってヘッドホンを作ったら、すごいものが出来るのでは?という話しで盛り上がりました。
さらに、marimoRECORDS江夏さんをゲストに招いたe☆イヤホンTVの際に、話を持ち掛け企画に参加していただくことに。
すぐにキックオフミーティングが開かれました。
城下工業の試聴室
定番モニターヘッドホンの 『SONY MDR-CD900ST』 と 『audio-technica ATH-M50』 と共に『SW-HP11 プロトタイプ』を並べました。
厚みや形状が様々です。
ここに並ぶ前にも、城下工業の技術 高橋さんが色々とテストしてくれています。
楕円のパッドから正円のパッド、さらには音が通る穴の形状、パッドの厚みなどなど、様々なパターンが用意されました。
それを全てテストします。
テストにはSW-HP11プロトタイプとして、ケーブルが両出しのSW-HP10を使用しました。
両出しにすることで、かなり音質の向上が見られました。
MDR-CD900ST
やはり定番のモニターヘッドホンとしてフラットな印象です。
しかしながら、音の密度が足りない感じと、装着感の悪さが印象に残ります。また、低域側の表現力が弱い点も気になります。
もう少し音の情報量を多く
ATH-M50
MDR-CD900STと比較すると、低域の主張が強いので室内で使用するモニターとしては癖が強すぎる印象です。
テレビ曲の音声さんが使用しているのを見ると、外で使用すると丁度良いバランスになるのかもしれません。
『SW-HP11はこの二つのヘッドホンと比べても、見劣りしない音を出そう。』 と決めました。
パッド、ケーブルのテストを繰り返していきます。
その時、江夏さんからの提案で、パッドとドライバーに距離があるから、『ウレタンのリングを付けてみよう…』
その場でリングを作り、SW-HP10に貼ります。
この時のリングは太く大きいものでしたが…
江夏さん、城下社長、共に 『これはすごい!』 と唸るほどの音がでました。
『リングを付けただけでこんなに音が変わるなんて…』 と僕も驚きました。
まだ低域の量は調整が必要なものの、これだけの音が出ているのは驚きです。
その場でサンプルを作ってしまう城下工業の技術力に江夏さんも驚いていました。
SW-HP10の台も手作りです。
この時のミーティングで、イヤーパッドの形状の方向性、ケーブルのテスト、ウレタンリングの採用が決まりました。
城下工業の技術の方がミーティングで決めたものを形にして、次回テストをくりかえします。
ということで、第一回ミーティングでかなり仕様を決めることが出来ました。
実に半日も試聴室にこもっていたわけですが、参加した人みんなが子供の様に、良い音を求めて意見を出し合う機会は刺激的でした。
新幹線あさまに乗って帰ります。
次回は江夏さんと音決めです。
お楽しみに!!