(2007年日本)吉田恵輔監督
2008年3月mixiでのレヴュー転載
最近嬉しい驚きだったのがこの映画。
R-1にも出てたあべこうじさんが主演で、ちょっとエッチなコメディみたいなのを予想してたら、これが結構曲者でしたな。
学生時代なんかを思い出しちゃう甘酸っぱい感覚をめっちゃ巧く醸し出してるし、こっちの心を読み透かしたかの様な巧みな構成も嫌味なく楽しめます。
主演の女の子頑張ったな~。結構化けそうな予感。
しかし何故エンディングがクラムボン?
(2012年日本)入江悠監督
2012年6月 @ KAVC
な、な、何が起こっているのだ!?
1は奇跡だった。2にはそんなのを前提としてでも尚の余裕すら感じた。じゃあ、3は?
これはもう観ている私達を呑み込んで創られ行く伝説...
シリーズ最高傑作なんて言葉じゃとてもじゃない程に邦画界未曾有の地点へと振り切ってしまったモンスター。メジャーだとかインディーズだとか、邦画だの洋画だの、そんなの引っ括めても今年度最重要な作品かも?恐怖すら感じた。
あの驚天動地の長回し。デ・パルマ、いや相米監督に観せたい!
今回長回しと共に多用され印象深い背後から人物を捉えたショット。その先に見えるであろう希望と未来を私達観客も見据える事がきっと出来る筈だ。
是非劇場でぶっ飛ばされちまいな!
しかし、今作にしろ『サウダーヂ』にしろ『へんげ』にしろ、ここまでの映画がインディーズの邦画界で生まれている現場に、まだまだ追いつけてない現況もあるな。