2015年9月 @ 塚口サンサン劇場
ちょっと、これ、出来過ぎじゃないの?
二つの時代を交差して描く事で、ブライアンの苦悩と葛藤がより際立つも、愛と慈悲のハーモニーがどう彼を救うのか?へと溶け行く。
素敵じゃないか。
この月の頭に立誠シネマで『ブライアン・ウィルソン ソングライター』二作を観てたので、あっ!や、おっ!の連続でしたが、こうなるとまたあちらが観たくなるし、あちら観たらまたこちらが…の無限ループをキメそうだ。
まぁ、音楽好きは、何よりもあの『ペット・サウンズ』や「グッド・ヴァイヴレーション」、そして『スマイル』のレコーディング風景の再現に慄け!
そう言えば塚口サンでの上映、オープニングからむっちゃ爆音で始まって嬉しかったなぁ。
お陰で、スタジオで様々な音を駆使し脳内を再現・構築して行く様を彼越しに辿れた気がしたし、一方で狂気襲い来る幻聴や食器のノイズが身に迫った。
しかし、『ラブ&マーシー』なんてのを観ちゃうと、一世一代な・革新的な傑作ってのは幾つもの犠牲の上に打ち立てられたりもしているのだな、と。
そして、時に作った本人のその後を狂わせてしまう事も…
傑作・名作は作った人達の手を離れ、時代を、その背景を越え愛されて行くものですが、当然ながら作った本人の人生は続く。
その残酷さ、過酷さを僕らは先ず知る由もないし、本当は知るべきではないのかもしれない。
