チャッピー/デッド・シティー 2055 | Electronic Dolphin Eats Noise

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空論上の九龍城

チャッピー』&『デッド・シティ 2055

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2015年9月 @ シネマ神戸


非常にシネマ神戸さんらしい組み合わせ。
高度なAIの技術が実現した未来を舞台に、その可能性と問題点を娯楽アクションとして描いた二作。
同じ題材でもこうも違う?と面白かった。


『チャッピー』 

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劇場二回目
改めて観ても抜群に面白い!
ニール、ここ迄の二作にあった社会性はグッと背景に、ドキュメント的手法はスパイス程度。
ある種の青春すら感じさせる! 


何度も言うけど、チャッピーがホント可愛いんだわ。
彼の誕生から学習、成長、混乱、反抗…を経て、真の愛を知る迄。
教育とは?親子とは?に迄想いは至る。

 

そんなチャッピーの無垢さに向き合う事で浮き彫りになる人間の理不尽さ、ずる賢さ…しかし、それすら“許す”事で、こんな社会で生きる僕らに、チャッピーと今作はホントに大切な物を見失うなと語り掛けてくれる。 


ニール、アクション映画の見せ方も格段に巧くなってるよね?
こんな環境で育って、サヴァイヴして来たであろうリアリティもある。

あの音楽も音響も、シネマ神戸さんとの相性抜群。 


故にあの騒動で、本編以外での議論へと移ってしまい、そこで“観ない”と言う選択肢へと至ってしまった人がいたんじゃないのか?が残念でならない。


『デッド・シティ 2055』 

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オープニングからいきなり“攻殻”で、『チャッピー』と言い、その影響のデカさを実感したのですが、内容的にはそこ迄サイバーパンクな乗りではなかったな。
多分監督さん、その辺に疎い(笑)。

主人公の刑事、どっかで見た顔だな、と思ったら『ミスト』の主人公だった。

レプリカント演じた子は『ザ・マスター』や『肉』に出てた。

因みにブルース・ウィルスは悪役です。 


レプリカントの逃亡劇、それを追い掛けるのは刑事って事で当然ブレランも想起する訳ですが、低予算故か、逃亡のスリルを感じさせる画が余りに少ないのが残念。 


“VICE”って空間なんてもっと活かせと思うんだよなぁ。
あの密な空間で記憶が消去し切れないレプリカントが溢れる訳だから、後半もっとそんな描写を描き込んでも…
とかね。

 



同時期に同じ題材で撮っても、勿論予算や環境は違うんだけど、こんなにも現実を投影しつつ独創的なSF撮れるのか!と、ガチガチに空間・設定作っても感触としては全くSFを感じさせないのと。 でした。