カフェ・ド・フロール | Electronic Dolphin Eats Noise

Electronic Dolphin Eats Noise

空論上の九龍城

カフェ・ド・フロール』 

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2015年8月 @ シネマ神戸

いやぁ…

ちょっとビビりました!

油断してたわ。

8月最後にこんな自分のど真ん中撃ち抜く傑作との遭遇待っていたとは! 


このポスターは、まぁ、確かにそうなんだけど、油断させられるよなぁ。

クールな画、音。
混線する時勢。
そこを突き切る真っ直ぐな愛。

こんな語り口、後味あるのか!

自分の中に仕舞うフォルダ見出せないや。


正直、ヴァネッサ目当てでしかなかったのだけれど、勿論ヴァネッサ無茶苦茶好いのだけれど、彼女は今作のエレメントとして映画に溶け込んでいる。
素晴らしい女優になった。 


今作、何とあのマシュー・ハーバートの楽曲からスタートした映画なんだね。

{0BA874F4-98E4-4487-8A80-2A6C7BF492D7:01}実際に本編でも印象的に使われている訳ですが、1970年代に彼のレコードが聴かれてたりと、監督のセンスが光る。 


現代パートの主人公が世界に股を掛ける売れっ子DJで、若き日から音楽好きだったって設定故の、全編に亘る古今東西の素晴らしいポップミュージックやそのジャケットなんかのフィーチャーの仕方もセンス好いなぁー 


そもそもさ、オープニングからいきなりピンク・フロイドの『狂気』スタートなんだよ!

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楽曲のフィーチャーの仕方が抜群で、どこも鳥肌立った。 
ピンク・フロイドの『狂気』は1993年にリリースされた20周年記念盤を、購入した高校の頃からずーっと愛聴してる訳なんですが、今やもうリリースから40年越えてるんだよ?それがまだ現役な音として今も響く文化の豊かさってのに思い至った。

同日に観た『LUNACY』からの『カフェ・ド・フロール』の『The Dark Side Of The Moon』フィーチャーって“狂気”連なりもあり。


あの娘の部屋の、カセットテープをデコレーションとして使ってるアイデア、あれお洒落だったな。
私家版カセットテープのインデックス作ってる風景とか、CDのキャリアケースとか、いちいち音楽好きを擽る。 


ヴァネッサ、記憶以上に空きっ歯で萌えましたが(笑)、本作は2011年の映画なので、破局前ではあるのか。

人間って残酷なもので、矢張りこんな題材だと“破局後”なフィルターで観ちゃうんだよな。反省。

ヴァネッサは、1994年のCUTでの“フレンチ・ロリータ幻想”でガツーンとヤられたんだよな。

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あと「タンデム」のPVがエロくってVHSで繰り返し再生したのも高校時代の好い思い出。
勿論『ビー・マイ・ベイビー』や『白い婚礼』も大好き! 


ミステリアスに配された、心象の澱の見せ方が、そっか!こんな手もあるのか!だし、それをどうラストに向けて結び付けて行くのか?にもゾクゾクとしたよね。

しかし、それでも尚残る疑問を持ち帰らせる辺りも憎い! 


今作は2011年の映画で、実はジャン=マルク・ヴァレ監督的にはその後に『ダラス・バイヤーズ クラブ』を撮ってるし、今公開中の『わたしに会うまでの1600キロ』も。

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『ヴィクトリア女王』も押さえておかなきゃ!