実は羽仁進監督作品はこの映画祭で初めて遭遇したもので、しかも、『初恋・地獄篇』➡︎『午前中の時間割り』って流れだったもので、結構驚きを以って堪能出来ました。
とても(一般的な意味合いでの)映画的だ。
オープニングの奇っ怪な出会い頭から、文化的軋轢の巧みな配置。
そして邂逅を経て、希望の種に未来を託す迄。
左幸子さんの懐にどっぷりと浸かり、共に歩ませてくれる構成が素晴らしい。
左幸子さん演じる主人公が、感情表現ぶっきら棒なアンデスの旦那さんの純粋過ぎる情熱に撃たれ、心のガードを解いて行く様にホッコリ。
演じたアンセルモ福田さん、ええなぁ。
あの種を貰いに行った佐々木一家との一時の邂逅、その安堵が染みたなぁ。
別れ際の佐々木さんも男前過ぎる!
故に、再会した時のタミ子の表情、あの手の仕草が胸に痛い…
音楽は林光さんやったね!
左幸子演じる主人公同様に、アンデスの音へと溶け込んで行くスコアが素晴らしい。

