取り替えっこした記憶、五分遅れた世界。
そのズレを埋め合おうとする愛を、記憶の刃が切り裂く時…
初期行定作品好きよ、平伏せ!
思えば2014年は行定監督に再会した一年であった。
もう一本の新作だった『円卓』での新境地と、
初期作品を愛していた嘗ての甘美な記憶が、秘めていた刃で襲い掛かってくるかの様な作品だ。
何と言っても、ヌーヴォで改めて心囚われた、あの、記憶に秘めていた想いを炙り出すかの様な“光”があるのが嬉しい。
前半の夜の上海の切り撮り方も酔いなぁー
例えば『GF*BF』や『祝宴!シェフ』辺りに心囚われた方々にもお勧めしたい。
またこのミステリアスなロマンスに寄り添う音楽の成分が、複雑な記憶の迷宮を明確に音像化していて素晴らしい訳ですが、それもその筈、半野喜弘さんやん!
彼を映画で観た記憶ないんですが、スクリーンに映えるね。
チャン・シャオチュアンは、もう流石の貫禄。
『円卓』、そして『真夜中の五分前』と観ると、今の行定勲監督、撮りたいものに存分に情熱注ぎ込めてる感じあって嬉しいな。
そー言えば、『円卓』があったから余計にかも?ですが、オープニングに出てくる子役の女の子、芦田愛菜にソックリで、えっ?撮り溜めしておいた???級。


