汚名 | Electronic Dolphin Eats Noise

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空論上の九龍城

ロメール&シャブロル『ヒッチコック』刊行記念 ひとはどうしてヒッチコック主義者でありうるのか” 
2014年12月28日 @ 神戸映画資料館

参考上映作品『汚名』

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の面白さは当然ながら、トークショーがまた楽しかった!
成る程なぁー。あんな風に映画や監督も分析出来る訳だ。
昨日も参加したかった!


『汚名』は、ここんところ立て続けにスクリーンでヒッチコック堪能して、自分の中で照準合わせ始めていたその魅力をより強めた作品だったな。

サスペンスのフォーマットを取りつつも(だからこそ)際立つのは致死量たっぷりのロマンス。 

1946年の作品って事は、個人的に大好きな『白い恐怖』の翌年。アメリカに渡ってからは6年目で、戦後に早速その時代のムードを取り込んでいるのも流石。


あのオープニングのパーティの不穏さ/空虚さ。

主役二人の焦れったい駆け引き。

乗馬シーンの可笑しくも愛おしき切なさ。

ワイン貯蔵庫での緊張感。

幕切れの鮮やかさ!


と、あれやこれやゾクゾクな、その画作り・演出に酔ってたところで、ゲストの方々がそれを解体・分析して下さった訳ですが、そうそう!もあれば、成る程!から、うーん…もあると、当然ながら観る人の数だけ解釈は存在する。

勿論既成事実として、それは押さえておかなければならない事もあるのですが(例えばヘイズ・コードとかね)。


個人的には昔から映画に関しては、評論や研究している書籍はおろか、まともに雑誌ですら読んで来なかったので、今回の様な試みに相対するのは新鮮!

更に言えば、近年大量に映画館通う様になって、意識的に出来得る限りの知識や前情報をシャットアウトを行っているから、尚の事奇妙な体験でありました。


まぁ、流石にプロの方々だけに、抜群に面白いし、唸る展開も多々。

特に濱口監督の脱線しての小津安二郎観には鳥肌立ったけどね!


でも、やっぱ、僕の趣旨とは相反してたかな?すんません!我が道行きます!