今年のベスト1や!
持ってけ、泥棒!
あぁ、最高過ぎて胸一杯。
でも、お腹は猛烈に空いたぞ!
『熱帯魚』『LOVE GOGO』のチェン・ユーシュン監督の16年ぶりの長編であるのに、その過大な期待に幸福な肩透かしを喰らわす、気負いも衒いも一切ない、何や、何も変わっとらんがな!な大傑作!
そもそも、あまりにあまりなこの邦題、このヴィジュアルに項垂れ、予告の作りに立ち直れなくなる訳ですが、本編は全シーン最高や!
色彩から画作り迄、目に・耳に・心に・お腹に、幸福な満漢全席!!!
あぁぁ、お代わり!
前半の緑色と桃色とが寄り添う様に並列した画作り/色彩設計のロマンティックな展開に胸ズキューンからの、中盤以降の黄色い画の料理を通して“絶たれた想い”達が連なって行く様のホクホク感への流れに呑まれるのが至福この上なし。
この緑/桃色ロマンスな映画のトーンは、ホント大好物だ!
あの町並み/建物/インテリアから食器や服、乗り物迄徹底した色彩設計の至福感ときたら!!!
小津『秋刀魚の味』、カーウァイ『花様年華』に並ぶ、いやMORE!
あの序盤の電車内のシートの色からして、これは只事でない!と興奮のメーターが鰻登り出したんどけど、お母ちゃんの店に辿り着いて一気に振り切った!
店の窓枠、電話、更にはお箸!
料理以上に涎ダラダラ…
あの前半パートのポップさと、そっから漏れ捲るロマンスとが、この邦題・ヴィジュアル、そしてあの予告からじゃ伝わらないのに地団駄踏む!
あの辺の感覚、今年で言えば『グランド・ブダペスト・ホテル』『シンプル・シモン』『her』と並ぶ!
シャオワン演じるキミ・シア、劇が進むに連れ愛おしさ増すキュートさでズキューン!
これからバンバン売れるんだろうなぁ。
キミ・シア(夏于喬)、1984年生まれなのか…
お母ちゃんの店先での窓枠や柱挟んでの人物の配置、ゾワゾワ来るよね!お母ちゃんとその娘とさすらいの料理ドクターの関係性。
もう辛抱堪らん!と思わず先行笑しちゃう焼きビーフンネタが最高なんだけど、特にルーハイが焼きビーフン食べた時の衝撃を捉えるカメラワークとか大爆笑した。
あれ、カーウァイ?ドイル?ブエノスアイレス?
あとあとあと、肝心の料理が兎に角どれも美味しそうで涎ダダ漏れ。
調理シーンも素敵やなぁ。
ここで使われた料理辿れるコース、どっかでやって下され!
あと、あのお弁当食べたいよ!




