2013年12月 @ KAVC
全く未知の才能に遭遇し、浸れ、痺れる…この至福。
ジョアン・ペドロ・ロドリゲス。
切なさが突き抜け過ぎて笑うしかない。
こうなると『追憶のマカオ』が観れなかった事が悔やまれます…
『ファンタズマ』 2000年
初の長編。
ゴミ清掃員の青年セルジオの、性と暴力に染まる日常。
初っ端から凄まじい遭遇…
『オデット』 2005年
続いて長編二作目。交通事故で彼氏のペドロを失ったルイ(♂)と、そのペドロの子供を妊娠した妄想に取り憑かれたオデット(♀)の奇妙な邂逅。
まぁ、タイヘンにヘンタイ!
そして、切な過ぎて笑けてしまうと言う…
初日はこの二本。
ファンタズマからのオデットって流れが素晴らしくこじらせちゃってる感増してて堪らん。
こじらせ続ければその一念岩をも通すのだ。か?
あのこじあけ感もヤバい!
そして二日目は…
何とも奇妙な時間が流れている。
この特集迄全然知らなかった訳ですが、三作共観る迄のイメージを覆して、思いの外に真っ当と言うか、素直なカメラだったので入り易かった。
強烈な設定や画、独創的な語り口はあるんだけれど、奇を衒った感じは皆無だ。
例えばあの性器と同等、いやそれ以上にフェティッシュにカメラが追う口であったり、真夜中越え様とする壁であったり、あと吠える犬ね。そして幾分乱暴な運転。
弄り、跨ぎ、踏み込む孤独。
矢張り三本じゃ、読み解くにキーが足りぬ。
『追憶のマカオ』や短編群も引っくるめて再度挑みたいね!



