2012年9月 @ 西宮OS
もうね、感服する。
いや、流石に今作はどうなのよ!?って不安あったけどさ、何を心配してたのだろう?
いや、流石に今作はどうなのよ!?って不安あったけどさ、何を心配してたのだろう?
あの西川マジックは田舎でこそ有効かと思いきや、より浮き彫りになっちょるな。
くすりと笑ったこちらの悪意を、即座に察知して吊るし上げられるあの恐怖!
夢売ってます!なんて気軽に言えねーぞ、こりゃ、もう。
同業者の方々!
どこを切っても“女”“女”“女”…
それを描きたいが為のお膳立てはばっちり。
西川監督は今作でのインタビューで成瀬の女性映画を引き合いに出してたけどさ、そりゃ、本物の女性にあそこまで描かれりゃー、敵いませんぜ。
みーんな、付け込まれる弱さの部分は割りとありがちではあるのだけれど、そっからの展開には冷や汗かくのすら躊躇う程。
しかし、達者な女優陣揃えたなー。
個人的には惹かれるタイプ全然いないんだけどさ(田中麗奈の演技は好き)、皆それぞれサダヲ目線で愛おしくなってくるマジック。
まぁ、でも、あそこまでの女優陣揃ってるのに、微塵もブレずに、時に一人舞台化しちまう程の松たか子に感服。
何だあの表情は!目は!声は!
髪の毛や汗すらあの怪演の掌中にあるのか!
トレンディドラマとか出てた頃、あんなに苦手だったのになー
でもさ、それを絶妙に受け、時に反発し、喰らい付く、やっぱサダヲも侮れない。
終盤に突入する、あの居酒屋でいよいよ剥き出しで向き合いぶつかる夫婦のシーンには失神しそうな程。
あれ、今年豊作な邦画界の中でも演技の観点ではピークじゃねぇ?
まぁ、あのコミカルなトーンのプロモーションに躊躇してる人いたら、迷わず観に行く事勧める。
西川美和監督、いよいよ本領発揮なんじゃなかろうか?
最初、何で鶴瓶さん?な、あの役も納得させちゃうんだから参るね。
あれ?ヤン・イクチュン出てたっけ?と思ったら、『かぞくのくに』のセルフパロディみたいな役やってたのね(笑)。ほんと、この人気付かない。
