サニー | Electronic Dolphin Eats Noise

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空論上の九龍城

『サニー 永遠の仲間たち』
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どうにもこうにも劇場で見逃してしまっていた『サニー』を、やっとこさレンタルで見た。
…こら、あかんやろ!ズルい!
やっぱ劇場で観たかった!


もうね、そりゃ、ベタですよ。
設定も、キャラ造形も、展開も。
音楽の使い方だって憎たらしい程。

だのに、こんなにも胸をザワつかせてくれるのは、そこに揺るぎない誇りと、未だ蠢く情熱が満ちているからであろう。

永遠とは終わらない事でなく、忘れない事。


何よりキャラ造形が抜群だな。
適材適所と申しますか、こんな娘いたなー、な、娘達を、絶妙な距離感で絡ませ、対立させ、転がしてく。

青春の欠片を其々に象徴させる事で、軋み浮き上がる煌めきは、眩いまでにほろ苦い。


大人になった彼女達を演じた女優陣も、それはもう爽快なまでに遣り切ってくれちゃってますが、やっぱあの女子陣が素晴らしいな!あそこまで全開で演じ切れるなんて、そりゃ現場は熱かっただろうな!

日本の漫画やアニメからの影響大な演出ですが、そこはそれ、何の躊躇いも澱みもなくって、爽快。
邦画界はさー、あれだけ時間掛けて熟成した諸々の術を、簡単に放棄ちゃったからなー。
それが、こんな形で理想的に受け継がれている。


映画って時空芸術なんだよねー。
私達の思い出はいとも容易く時をかけ、空間を歪ます。

誰だって、あんな風に過去の自分を抱きしめて上げたいのだ。


そんでもって、ついに!

2013年1月 @ 塚口サンサン劇場


もう怖いものなしやな…

やっと映画館で会えたよ!
S・U・N・N・Y!!!

この興奮は映画館でしか味わえない。


若人達のぶっち切った熱演with顔芸(笑)!

と、ベテラン勢のそれに刺激されたかの様な吹っ切れた怪演!

更には、ありとあらゆる反則スレスレの演出技!

の、ベクトルが凄まじいテンションでスクリーン突き破って私達に襲い掛かってくる!!!

逃れる術なんてある訳ない…


今日お昼から(パルシネマで『ニュー・シネマ・パラダイス』と『ライフ・イズ・ビューティフル』の二本立て!で)あんだけ笑って、笑って、泣き濡れたのに…

恐るべし『サニー 永遠の仲間たち』!

過去の自分まで引っ括めて揺さ振られ、突き動かされ、抱き締められた。


『サニー 永遠の仲間たち』って、本当気持ち良いぐらい遣り切ってくれてるんですよね。
照れや迷いが一切ない。
だからこっちも思いっ切り入って行ける。
まぁ、映画館でこそな気もしますが。
実際入り込めなきゃ、こんなに勿体無い映画もない。
人生はダンスだ。
踊りゃな損よ。


結構唸るのが、それぞれ、隅っこの方のキャラですら確り個性描き別けてくれてるとこ。

それぞれがぶつからないし、時制が飛んでも置いてけぼりされない。

しかも皆愛おしい。


あとね、やっぱ、演出の踏み込みの焼け切れちゃうじゃねぇ!?な、レッドゾーンっぷりが半端ねぇ!!!
あのデモのシーンとかさ、あんなのやっちゃえる勇気普通あります???
あと、娘の敵討ちのとことかさ!
何だよ、あの真っ赤っかな頬っぺ(笑)。


まぁ、学生時代演じた子達皆凄いよね!恐るべし。
ナミ演った子は変幻自在だし、チュナ演った子は度胸たっぷり(アクションがかっちょいー!)、スジはひたすらクールビューティー。
日蔭の身でボロボロになっちゃうサンミ演じた子も壮絶でした…


あっ、塚口サンサン劇場は、今作の上映はシアター1でありました。
あそこのミニシアター感好きなのよ。
映画の体温を身近に触れられる気がするんだ。