コララインとボタンの魔女 | Electronic Dolphin Eats Noise

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空論上の九龍城

2010年3月のmixiでのBlogの転載。

いつもより若干早目に起床しまして、お昼前には三宮に到着。
まず目指すはミント神戸。
ここ初めて行きました。今三宮のタワレコはこっちに移動してるんだね。同じOS系でも姫路のそれとは大違い(涙)。
まぁ、シネコンなんで色々面倒臭かったけどね…

でも、映画はもう最高だった!
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情報を知った一年程前からまだかまだかと待ち続けてたものの、中々日本に入って来る気配が無くって…もう無理なのかな?DVDスルーか?と諦めかけてた処にポンと公開。
それも旬な3Dでありますよ!

監督は『ナイトメア・ビフォア・クリスマス』『ジャイアント・ピーチ』でその才気を遺憾なく発揮しながらも、製作者のティム・バートン(ディズニー時代の同僚)に手柄を持ってかれっぱなしなヘンリー・セリック。ティムと離れて作ったアニメ+実写作品『モンキーボーン』は更に才気爆発の傑作でありましたが…残念ながらここ日本では悲しい程知られていない(涙)。
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彼の功績は何と言っても、ストップ・モーション・アニメなる一時は過去の物化していた手法を、現代なりの技術と感覚で甦らした事でありましょう。勿論盟友ティム・バートンの功績も大きいのですが、彼はあくまでストップ・モーション・アニメのファンなんだよね。対してヘンリーはこの手法に全てを賭けている。
今回はしかしストップ・モーション・アニメの進化に目を瞠りましたね!ほんとにこれCGじゃないの!?な動きや表情の数々に驚嘆の連続でありましたよ!そりゃあ個人的にはアードマンのファンなんで昨年公開された『ウォレスとグルミット/ベーカリー街の悪夢』の肩は持ちたいですが、ストップ・モーション・アニメとしては完全にこちらに軍配があがるでしょう。
しかも今回は原作が『べオウルフ』『スターダスト』(この並びだとトホホですが…)と映画化が続く今のアメリカを代表する作家ニール・ゲイマン。しかも作者たっての希望でヘンリーに映画化を頼んだそうです。なんでストーリーもヘンリーの持ち味に合っている。

お話は築150年のボロ・アパートに越してきた主人公コララインが、アパートで見つけた不思議なドアの向こうで奇妙なパラレル・ワールド(そこでは皆が目をボタンで縫っており、コララインの“願いごと”が現実化していた)と遭遇すると言うもの。彼女は現実では忙しい両親に構ってもらえず、奇妙な隣人達に振り回されて自分の居場所を見つけられないでいた。しかしそのドアの向こうでは彼女は皆から存分に愛され求められるのだ。しかしそのパラレルワールドは…
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個性的な登場人物達がまずキュートでクール。特に主人公コララインの今時な佇まいは今までのアニメにはない空気を作品に吹き込んでいる。良い味出している男友達ワイビーやその飼い猫もチャーミングね。変態度高いボビンスキーが意外に紳士だし。
ダークとシュールが良い塩梅な世界観や後半の畳み掛ける様なアクションは実写では再現不可能な魅了で溢れている。
今回3Dと言う事でその効果を意識した演出や構図も多々あるのですが、ボタン人形がメインである為に釦とか繊維とか糸とか針とか刃物とかの動きや表現が鳥肌物です!オープニングやエンディング(エンドロール後のお楽しみ!)がもうゾクゾクしちゃいますよ~

あー、しかし、何でもっと広く公開しないのかね~?
これこそ3Dシネマの真骨頂な訳で、勿論『アバター』も凄いんだけどさ…

まぁ、もうそろそろ公開終了の気配ですが、観れそうな余裕があるお方はお急ぎで!!!

さて。『コラライン~』の魔力に囚われつつも更なる映画の領域へと沈み込むべく新開地へと…(カネフスキー三部作観に行った)。